Tommyball

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3度目の原政権に期待したい3つのこと

由伸ラスト公式戦から、24時間も経たないうちに、次の監督が決まった。

そういえば、由伸辞任報道が出たときも、24時間経たないうちに、原監督に就任要請かけるというニュースが出ていたっけ。

今度の背番号は83だろうか、88だろうか。はたまた新しい番号だろうか。

 

「3年後に復帰するなら最初から辞めなければよかったのに、そしたら由伸も引退せずに済んだのに」

「賭博やプライベートでの騒動のマイナスイメージから逃げたかっただけでは」

なんて辛辣な声もあがっていたが、現状、巨人は球団ワーストタイの4年連続V逸。危うくチーム2度目の2年連続Bクラス寸前までいったところ。

2度の指揮で12年間。2度の3連覇を含む7回のリーグ優勝に、3回の日本一。この間Bクラスはわずか1度。もちろん、WBCでの世界一もあった。正直、2015年は、原さんの采配じゃなければ、ギリギリまで優勝争いしていなかっただろうし、2位に滑り込むのも厳しかっただろう。

純血主義を守るのであれば、彼しかいないだろう。いや、外部からの招聘を考えたとしても、効きが早い特効薬としてはベストかもしれない、という人選かと思う。

 

去年は球団ワーストの13連敗があり、今年は21世紀初の東京ドーム負け越し、チームも2006年以来の負け越し。延長戦での勝ち無しは球団ワーストらしい。

そんな中、球団ワースト更新を回避するためにも、V奪回が厳命。

今回は、そんな状況の原監督に期待する3つのことを考えてみた。

 

1. 生え抜きスターの育成 

2002年の就任前年、長嶋監督が1年間我慢して起用したルーキーがいた。

その選手は、第1次原政権でもしっかりとレギュラーをつかみ、第2次政権ではゆるぎない中心選手となった。きっと、第3次原政権では、ベテランとして、価値ある一打を生み出し続けてくれるだろう。

 

第2次政権では、1年目の終わりに指名したドラ1が、2年目にデビュー。第2次政権3年目に、原監督も1年間我慢して全試合起用されると、その後中心選手へと育った。第3次政権でキャプテンを務めるかどうかはわからないが、来年も巨人の中心選手であることはゆるぎない。

 

ちょっとジャイアンツを知っている人なら、これが誰の事かわかるだろう。

阿部慎之助と、坂本勇人。特に坂本は、セカンド起用で開幕を迎えたが、俊足と広い守備範囲で、当時不動のレギュラーだった二岡からショートの座を奪った。

 

第3次政権にも、似たような境遇の選手がいる。

高卒4年目にして143試合出場を果たし、史上最年少で3割30本100打点を達成したあの男である。

当然、若い選手だし、来年もっとマークは厳しくなるが、ぜひとも来年も1年間、信頼して岡本和真を起用していってほしい。

 

 

2. 河原純一、風神雷神、今度は…?

2002年の優勝の原動力の1つに、守護神に河原純一を据えたことがあると思っている。
それまでも故障がちだった河原は、翌年以降も不調・故障に苦しむのだが、間違いなく2002年優勝に大きく貢献したといえるだろう。

 

第2次政権の初年度は守護神や勝ちパターンの確立に苦しんだ中で、2007年はエース・上原浩治を守護神に回す、あっと驚くような采配で優勝をつかみ取った。その後2008・2009年を支えたのは、「風神・雷神」と言われた山口鉄也・越智大祐の両投手。山口は、その後、マシソン・西村健太郎とともに、「スコット鉄太郎」として、2度目の3連覇も支えたのは言うまでもない。

 

ここで振り返ってみると、過去2度の政権は、「あっ」と驚くようなところから、勝ちパターンを支えるような投手が出てきた記憶がある。そのような投手を見出す用兵のセンスこそ、原監督の強みの1つといえるだろう。

 

もしかしたら、ここ数年故障に苦しんでいる投手かもしれないし、今は3桁の背番号を背負っている選手かもしれない。いずれにせよ、今年苦しんだ中継ぎの改善無しには、順位を上積みすることは期待できない。

 

 

3. 用兵といえば。

もうだいぶ前の選手のように思えてしまうが、2002年の優勝時は、清水隆行が1番起用で大ブレイク。そして、斉藤宜之が終盤に5番・ファーストに定着。

2007年は、高橋由伸の1番起用や、2番に据えた谷佳知の復活等もあった。2008年のメークレジェンドには、1番・センター・鈴木尚広というあたり采配があったし、2009年には、外野手だった亀井義行が5番・ファーストで25本塁打。李承燁の不振をカバーした。

最後の3連覇では、代走・鈴木尚広が、出てくるだけで脅威になっていたし、矢野謙次を中心とした代打策も光った。

その日その日の状態を見ながらその日一番のオーダーを組んだり、時にズバッと思い切った采配をする。用兵を当てる力、失敗を恐れない積極采配こそが、原監督の強みではないだろうか。

 

1番とは逆のことを言っているようにも見えるが、「動かすものは積極的に動かす、動かさないものは動かさない」。この、動かすもの・動かさないものの感覚が優れているのが原采配の強みなのではないかと感じる。その強みを如何なく発揮してもらうことこそが、強い巨人復活への近道ではないだろうか。

 

 

由伸ジャイアンツの優勝は叶わなかったが、原監督なら、きっと強い巨人を復活させてくれる。欲を言えば、原監督の下で、由伸ヘッドコーチが育ち、第2次由伸政権こそは、強い巨人で…と言いたいところだが、まずは来年勝ってほしい。

そうはいいつつも、つい期待をしてしまう。

でも、何よりも、まずはジャイアンツのCSを見届けようと思う。

 

 

~おまけ~

…よく覚えている方も多いとは思うが、2007年には、小笠原のFAや谷のトレード。翌年はヤクルトからグライシンガー・ラミレスを補強するなど、積極的な補強策も光った。2012年は杉内・村田のFA補強と、ホールトンの加入が記憶に新しい。「巨人の自前助っ人は当たらない」なんて言われていた中でマシソンという大当たり助っ人が来たのも大きかった。

今年なら浅村栄斗・丸佳浩・西勇輝といった名前をよく聞くが、フロントの積極的な補強も、優勝のカギになるとは思うが、今回はおいておくこととしました。

(個人的には、雄星・浅村が同時に抜けると西武は厳しいのでは?と思ってしまうので、できたら残ってほしいが…)