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テネシー・タイタンズの前半戦を大マジで振り返る vol. 4 (スペシャル・チームと今後の展望編)

タイタンズの前半戦を振り返るシリーズ、最終回は今回は守備編。

 

 

* リーグ順位はWeek 8終了時点のもの

 

スペシャル・チーム成績

キック (自チーム)

 

フィールドゴール試行回数: 17回 (リーグ9位タイ)

フィールドゴール成功回数: 15回 (リーグ9位タイ)

フィールドゴール成功率: 88.2% (リーグ14位)

エクストラポイント試行回数: 7回 (リーグ31位タイ)

エクストラポイント成功回数: 7回 (リーグ31位タイ)

エクストラポイント成功率: 100% (リーグ1位タイ)

 

例年通り、ライアン・サコップがキッカーなので、この回数・成功率は、サコップの個人成績と同じ。

サコップは、昨年50ヤード以内のフィールドゴール連続成功回数のNFL記録を更新しただけあって、今年も40ヤード以内は全部成功 (内訳後述)。エクストラポイントもミスがなく、ここまで7本中全部成功。本数の少なさはむしろオフェンスのふがいなさに起因する。

もちろん、ブロックをされないというだけ、スペシャルチーム全体での貢献も大きい。

 

(参考: サコップのヤード別FG成功率)

20-29ヤード: 3本中3本成功

30-39ヤード: 6本中6本成功

40-49ヤード: 4本中3本成功

50ヤード以上: 4本中3本成功

 

 

パント (自チーム) 

パント回数: 33回 (リーグ16位タイ)

パントヤード数: 1559 (リーグ13位)

最長パント: 62ヤード (リーグ15位タイ)

被パントブロック回数: 0回 (リーグ1位タイ)

20ヤード以内パント数: 14 (順位不明)

パント1回あたりヤード数: 47.2 (リーグ4位)

 

こちらも、7試合ずっとブレット・カーンがパンター。どうも、カーンがタイタンズのパンターとなってからかれこれ11シーズン目らしい。徐々に彼のパワフルながらも、しっかりと相手20ヤード以内にとどめるパントが脚光を浴びるようになり、昨年はついにプロボウルにも選出された。今年も、パント平均ヤードは、リーグ4位と、自慢の脚力が爆発している。
(尤も、FGギリギリ圏外のところからパントする場合どうしてもヤード数が稼げなくなるので、この数字は、パントするポジションにも左右されてしまう。)
安定した活躍なのだが、言ってしまえば、パントをする状況とは、FGすら見込めないようなところで攻撃が終わってしまった、ということであり、理想的にはカーンが出てこないほうが望ましい。出てきたらちゃんと仕事をしないといけないが、できたら出てきてほしくないなんて言われる、珍しい仕事なのである。

 

 

パントリターン (自チーム)

パントリターン回数: 13回 (リーグ21位タイ)

パントリターン獲得ヤード: 119 (リーグ14位)

パントリターンTD: 0回 (リーグ4位タイ)

最長パントリターン: 38ヤード (リーグ11位)

平均パントリターン: 9.2ヤード (リーグ13位)

 

平均10ヤード行けば優秀と言われる中で、後述のようにリターナーが決まらない状況でも平均9.2ヤードをマークしている。まぁ悪くはないだろう。まぁどちらかというと、パント回数自体が少ない (≒ 相手を得点圏外で攻撃終了させた回数が少ない) というようにも見えるのだが…

 

<個別成績>

#18 ラシャード・マシューズ

パントリターン: 4回

獲得ヤード: 38 (平均9.5)

最長リターン: 18ヤード

 

#25 アドーリー・ジャクソン

パントリターン: 4回

獲得ヤード: 34 (平均8.5)

最長リターン: 26ヤード

 

#14 ニック・ウィリアムズ

パントリターン: 4回

獲得ヤード: 47 (平均11.8)

最長リターン: 38ヤード

 

#17 キャメロン・バトソン

パントリターン: 1回

獲得ヤード: 0

最長リターン: 0ヤード

 

ジャクソン・マシューズの2人でパントリターンをする、という体制で開幕。

マシューズがWeek 3終了後に出場機会を求めてリリースされると、ニック・ウィリアムズが、Week 4, 5を担当。

ただしウィリアムズもカットされてしまったため、バトソンがWeek 6に1回パントリターン。しかし目立った結果を残せなかったこともあり、結局Week 7はジャクソンがパントリターンをしている。

結果的には、カットされたウィリアムズが最も、パントリターンで結果を出せているのだが、正直個々人のサンプル数が少ない。

ジャクソンは昨年はキックリターン・パントリターンとも務めていたのだが、今年はパントリターンに専念。昨年も、パントリターン34回で合計290ヤード (平均8.5ヤード) と、今年のような成績だったので、今年も安定してリターンをこなしてくれている、という表現が正しいだろう。

とはいえ、リターナーこそ故障リスクがあるため、代わりのリターナーがいればうれしいのだが… 

 

 

キックリターン (自チーム)

キックリターン回数: 9回 (リーグ29位タイ)

キックリターン獲得ヤード: 330 (リーグ12位タイ)

キックリターンTD: 1 (リーグ1位タイ)

最長キックリターン: 94ヤード (リーグ4位タイ)

平均キックリターン: 36.7ヤード (リーグ1位)

 

上記のように、昨年はジャクソンがキックリターンも勤めていたが、今年は、ダリウス・ジェニングスがキックリターン担当に。

ここまでは、すべてのキックリターンが、ジェニングスによるもの。なので、こちらも、キック・パント同様、ジェニングスの個人成績と読みかえていただいていいだろう。

キックリターン回数自体が少ない (= タッチバックが多い) が、その中でも、初週からリターンTDを決めるなど、印象的な活躍をしてくれている。このリターンTDと、リターン回数の少なさにより、平均ヤードはかなり跳ね上げられている。

 

 

キック (相手チーム) 

フィールドゴール被試行回数: 13回 (リーグ11位タイ)

フィールドゴール許成功回数: 12回 (リーグ14位タイ)

フィールドゴール許成功率: 92.3% (リーグ25位)

エクストラポイント試行回数: 13回 (リーグ2位タイ)

エクストラポイント成功回数: 13回 (リーグ5位)

エクストラポイント成功率: 100% (リーグ20位タイ)

 

パント (相手チーム) 

パント許回数: 31回 (リーグ20位)

許パントヤード数: 1425 (リーグ14位)

パントブロック回数: 0回 (リーグ9位タイ)

パント1回あたり許ヤード数: 46 (リーグ22位タイ)

 

パントリターン (相手チーム)

許パントリターン回数: 17回 (リーグ25位タイ)

パントリターン許ヤード: 150 (リーグ24位)

許パントリターンTD: 0回 (リーグ1位タイ)

平均パントリターン: 8.8ヤード (リーグ21位)

 

キックリターン (相手チーム)

キックリターン回数: 7回 (リーグ2位タイ)

キックリターン獲得ヤード: 244 (リーグ12位タイ)

キックリターンTD: 1 (リーグ30位タイ)

平均キックリターン: 34.9ヤード (リーグ31位)

  

 (相手チーム) とついている上記4つは、それぞれ、タイタンズのキック守備、タイタンズのパント守備、タイタンズのパントリカバー、タイタンズのキックリカバーと読み替えていただけるとよいかなと。

相手チームのフィールドゴール試行回数、エクストラポイント回数、パント回数を並べてみると、タッチダウンを許した回数自体は少ない、フィールドゴールの回数はちょっと少ない、パントは少し多い…という状況か。守備陣の奮闘がうかがえる。

また、キックリターン回数の少なさを見ると、キックオフ担当のサコップが、いかにタッチバック回数が多いか、というのと、タイタンズによる得点がいかに少ないか…ということを言っているように勘ぐってしまう。

 

  

ここからの展望

<Week 9以降の相手チーム>

Week 09: @ ダラス・カウボーイズ (3勝4敗)

Week 10: vs. ニューイングランド・ペイトリオッツ (6勝2敗)

Week 11: @ インディアナポリス・コルツ (3勝5敗)

Week 12: @ ヒューストン・テキサンズ (5勝3敗)

Week 13: vs. ニューヨーク・ジェッツ (3勝5敗)

Week 14: vs. ジャクソンビル・ジャガース (3勝5敗)

Week 15: @ ニューヨーク・ジャイアンツ (1勝7敗)

Week 16: vs. ワシントン・レッドスキンズ (5勝2敗)

Week 17: vs. インディアナポリス・コルツ (3勝5敗)

…勝ち越しチームが9試合中3つ。ほぼ5割のカウボーイズと、大敗 (1勝7敗) のジャイアンツを除くと、のこり4つが3勝5敗 (うちコルツが2試合)。大敗のジャイアンツという響きがつらすぎる。競技違うんだけど。

いずれにせよ、これまでの戦いを振り返ると、どちらかというと前半の方が厳しいのかな…?

Week 01: @ マイアミ・ドルフィンズ (4勝4敗)

Week 02: vs. ヒューストン・テキサンズ (5勝3敗)

Week 03: vs. ジャクソンビル・ジャガース (3勝5敗)

Week 04: vs. フィラデルフィア・イーグルス (4勝4敗)

Week 05: @ バッファロー・ビルズ (2勝6敗)

Week 06: vs. ボルティモア・レイブンズ (4勝4敗)

Week 07: @ ロサンゼルス・チャージャーズ (5勝2敗)

 

勝ち越しが7試合中2つ、5割が3つ、負け越しが2つなので、相手の星だけ見れば、後半のほうが少し希望が持てるかも。

あとは、ここまでの同地区対決は、テキサンズはホームゲーム、かつ、デショーン・ワトソンが復調していなかったとはいえ、2勝0敗。コルツとのホーム&アウェーが残っているのだが、ここまでコルツも3勝5敗。勝機はある。アンドリュー・ラック相手に勝ったことないタイタンズというのが不安ではあるが…

個人的な予想だが、

Week 09: @ DAL ●

Week 10: vs. NE ●

Week 11: @ IND ●

Week 12: @ HOU ●

Week 13: vs. NYJ 〇

Week 14: vs. JAX 〇

Week 15: @ NYG 〇

Week 16: vs. WAS ●

Week 17: vs. IND 〇

これくらいの星勘定だろうか…これでもラックに勝つというのがちょっと希望的観測だし、2勝6敗のビルズに負けている時点でジャイアンツにも負けそうなにおいがぷんぷんしているのだが…

よく見るとシーズン7勝9敗になってしまった。これはまずい。今年は「地区首位狙うぞ~!」とか言ってた気がするのだが…

なんとしても明日というか今日勝って、現実的にも5割行けそう!という期待感を持たせていただきたい。頑張れタイタンズ。