Tommyball

コンセプトは「スポーツ×○○」。スポーツに関連するいろいろなものを書いていきます。

巨人のオフの補強報道に思うこと。

日本シリーズも気づいたら終わっていたが、巨人と西武をCSで応援していた身としては、どうしても感情が入らない組み合わせになってしまった。

いや、そりゃね、新井さんの引退とか、甲斐キャノンとか、見るポイントはいくらでもあるんだけどね、「巨人が出てたら…」とか「西武が出てたら…」とかどうしても考えてしまうのですよ。

特に、どちらかが日本シリーズまで出ていたら、有休で現地観戦する気満々だっただけに。

 

そんなわけで、オフシーズンに突入し、10/23には第3次原政権が発表されたわけですが、ジャイアンツ周りでもいろいろなニュースが出てきているようで、これらをまとめつつ、巨人のオフの展望をちょっと考えてみた。

 

 

 

10/26 中井大介らに戦力外通告

…結構Twitterでも、悲しむ声が多かった中井の戦力外。

だけど、数字を見てみると、70試合出場で打率が.186という、打撃を売りにしてきたはずの28歳中堅選手としては寂しすぎる成績だった。4月に観戦したときは、結構いいところで打っていた気がするのだが、ここまで数字が落ちていたのか…と思ってしまう。

守備も、キャッチャー・ショート以外がこなせるのだが、内野は「できる」程度で、守備固めなら吉川大幾を使うだろう。外野は、来年は陽・亀井・重信・長野の誰か2名がベンチにいる可能性高いし、そこまで守備固めを必要とするポジションでもなさそうだし。

代打に短し、守備固めに短し、というのが正直な実情ではあって、寂しいけれども、アップグレードできるならアップグレードしたほうがいいとは思う。

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10/30 上原浩治自由契約・辻東倫に戦力外通告

言うまでもない巨人のレジェンド・上原浩治。今年は要所で打たれることが目立ったが、「来年に向けて手術」という報道があって、間もなくの自由契約。「まさか」「なんで」という声がかなり上がったが、術後経過を見て再契約、という話のようだ。それは安心した。

あとは、これでFA補強時に合法的にプロテクト外にできる、という声もTwitterであがっていた。これは確かにその通りだなぁ…

その一方で、「話があれば12球団OK」というのが、不穏ではあるのだが…
まあここは帰って来てくれることを信じよう。残ってくれたとして、40代半ばで歳を1つ重ねることと、来年はちゃんとキャンプから帯同できること、どちらのほうが大きいのか、不安ではあるのだが…
ブルペンは明らかにチームの最大の弱点だっただけに、万全な上原が控えているだけでも心強い。

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同日、辻東倫の戦力外が発表された。4日前に戦力外で数名がジャイアンツを去ることになっていたあとだけに、原監督の方針?とも思われるが、「なぜトレードのコマにしなかった?」という声をTwitterでよく見た気がする。2軍ではそこそこ打っていたとはいえ、5年間で1軍でほぼ打てていないしなぁ…この程度の若手選手ならどの球団にもいるぜってことなんだろうか。

full-count.jp

 

 

11/2 われらの誇り・橋本到 涙の電撃トレード

今期一軍出場はなかったとはいえ、意外とパンチのある打撃に、強肩俊足を活かした好守。毎年、昇格直後はいい打撃を見せるのだが、そこから数字を落としてしまい、結果的に代り映えしない最終成績、という数年を過ごしていたが、それでも、守備だけでも一軍に置く価値がある選手だと思っていた。文字通り「われらの誇り」になってくれ、来年は守備固めからでも復活してくれ…と期待をかけていたところでのトレード。

正直、期待されている重信は、俊足巧打の立岡タイプのようにも感じるし、俊足好守の外野手はあまりいないだけに、勿体ないトレードだと思う。

よほど丸を取る確信があるのだろうか。もしくは楽天が相当欲しがっていたのか。

真相は不明だが、もう東京ドームでワン・ダイレクションをバックに32番が打席に入ることはないんだなあ。さみしいものである。

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11/3 巨人がオリックスを自由契約の中島宏之獲得へ?

右の代打として取りにいくらしい。「中島裕之」と「中島宏之」は別人、とよくジョークで言われるが、中島宏之のほうは、毎年3割近い打率こそ打つものの、HRは10本程度。毎年3割20本を期待できた、中島裕之のパワーはないし、脚力・守備力は、はっきり言ってしまえば面影もない。現時点では、ファーストがいいところ、サードはあまりさせたくない、というレベルのように感じる。DHならパワーのある助っ人を起用したいだろうし…中島がレギュラーを張るようではそもそもオフの補強が残念すぎる、というような数字。ここ数年、1年通して離脱なく過ごせていた記憶もないが。

「そもそも村田修一を切らなければよかったのに」という意見もあるが、まぁ編成担当が変わったことを考えれば、右の代打を取るのは反対はしない。ただし、あくまで右の代打として。今の中島に年俸1億とか払うのは流石に論外じゃない?バックアップの一、三塁 (コーナー・インフィールドとか言われるやつ) をご丁寧に億払って呼び寄せるのは、もはやメジャーリーグの金銭感覚だよ。

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11/4 丸佳浩FA宣言へ, 巨人が5年25億円を用意?

今年もほぼ確実にMVPを取るであろう、「タナキクマル」の丸。今年はパワーフォルムで、本塁打王争いに加わるなど、FAイヤーにキャリアハイとなる数字を残した。

まぁ、正直、40本塁打打てなくても、4割以上の出塁率と、25本塁打を見込める長打力だけでも十分今の巨人の打線に厚みを加えてくれるだろう。個人的には、2番で起用したい。

代わりの陽が、早くも衰えの兆候が見える (という声をちらほらと聞く) かつ、2年連続で故障離脱していることを考えると、センターラインを丸で固めたほうが安心、というのは正直ある。

個人的には、ライト長野・センター陽は、打線が計算できなさすぎる (どっちも大吉か大凶かというタイプのバッター) し、長野・陽は最近故障離脱しがち、故障が多かった亀井も、昨年1年通して出た結果へばってしまった、ゲレーロの今年の打撃を考えると、ライト長野・陽、レフトにゲレーロ・亀井という布陣が一番安心できるかも。丸の加入により、かなり層も厚くしてくれるのではないだろうか。
そして、G党が最近期待をかけている重信は、時にレフト/ライトで、そして時に丸の休養も兼ねて、たまに1打席2打席、試合に出す、という編成が合理的じゃないかと思う。

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11/5 阿部慎之助、最後の花道か、キャッチャー復帰へ

「…やめろ。死ぬぞ。」

というのが僕の第一印象。以前、捕手で故障をした際に、選手生命の危機、というレベルだと聞いていたのだが…不随になるリスクがある、という報道も見た気がするのだが確証が持てない。いずれにせよ、満身創痍の阿部慎之助がキャッチャーなんて暴挙にしか見えない。

現実的には、2015年のコンバート後、2016年もキャッチャー復帰を目指しながら、肩の故障もあり、2か月出遅れてしまった。そのように、今回も捕手で出場できるかは際どい気がしている基本的には代打出場、時にファーストでの出場がメインになるだろう。

まあ、本人が「最後はキャッチャーで終えたい」と発言していた過去もあるため、そういうことなんだろうが、上記のとおり、どこまでキャッチャーとして出来るかは、正直疑問である。

とはいえ、引退試合で4番・キャッチャー・阿部のアナウンス聞いて、September流れて来たら泣くよね。

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11/6 炭谷銀仁朗を補強?

前日の阿部慎之助捕手復帰報道で来ないと思ったのだが…

この補強には大反対だ。

小林の下位互換にしかならない炭谷を、スタメン級の待遇で、補償リスクを冒してまで取りに行く理由が見当たらない。

大城のコンバートは、彼の価値である「打てるキャッチャー」をつぶすことになってしまう。

(2014年、一塁コンバート前最終年の阿部慎之助は、.248 19本塁打と、それまでの数年でワーストの成績だったが、それでもDELTAによれば、チームにとっては2.7勝の価値があったことになっている。一方で、2017年、ほぼ1年一塁で出て .262 15本塁打ながら、同じサイトによれば、チームにとっては-0.8勝分の貢献度だった 計算になっている。ぱっと見似たような打撃の数字でも、ポジションが違うだけで、実に数勝分くらいの価値があるのだ。)

若い捕手も育って来ている。小林・大城に続く、ベテランの第3捕手なら、戦力外になった選手、それこそ細川でも拾ってくればいい。まだ彼だって控えなら使えるだろう。

おそらく、億は積むだろうが、控え捕手に億なんて、お札に火をつけて照明代わりにするような、貴族の金の使い方じゃないか。これで若い選手を持ってかれるのは、正直この上なく割りに合わない補強だし、それこそ目玉選手の浅村や西に金を積んだ方が、補償で若手を取られても納得がいく。

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と、まあ、ここまで来て、実際に丸・西・浅村・炭谷全員がFA宣言を明言した。

補強方針に対しては、正直、いろいろ思うことがあるのだが、前提として、「球団史上ワーストとなる、5年連続V逸はなんとしても避けなければいけない」ということを考えたうえで、以下の3つは主張したい。

・丸佳浩は取りに行くべき
・中島宏之は3000万~5000万くらいなら取りに行ってもいいのでは
・炭谷銀仁朗はいらない。リスクしかない。補償で若手を持って行かれるなら浅村か西勇輝。

丸が入ることによる打線の厚み・外野手の厚みは、否定の仕様がないと思う。2019年の優勝を優先するなら、若手有望株を引き抜かれても、その痛みには耐えよう、というのが編成じゃないかと思う。

そして、報道で出ている通り、マギーが引退するかもしれないと考えると、岡本サード、浅村を獲得してファーストに据えるというのも穴埋めの一つだし、坂本の選手寿命を考えて、サード坂本 (田中俊太)、ショート吉川尚輝 (坂本)、セカンド浅村、ファースト岡本でも悪くはない。

それに何より、本来巨人の補強ポイントは、結局今年もマシソン頼みだった、勝ちパターン投手なはずだ。

終盤は畠と山口を後ろの回にもっていくことでなんとかしのいでいたが、今年も中継ぎの目立った補強の噂はない。それなら、西勇輝を取りに行って、何人か先発候補を勝ちパターンに回すほうが、納得がいく。特に、メルセデスも、今村も、ヤングマンも、一年を通して投げたわけではない。来季が育成の年ではなく、絶対に勝つ年なら、頼りにしたい投手が一年投げ切った実績がないのも不安要素だ。二年ちゃんと投げぬいた田口だって突然崩れたというのに。
ならばここ数年を通して比較的安定していて、一年通してローテを守れそうな西を補強しようというのは理にかなっている。

(10勝10敗なのはオリックスの攻撃陣や、相手のエースとばかり当たっていたが故で、来年巨人の打線が強化され、2番・3番手くらいで投げたら、貯金5、あわよくば貯金10くらいまでは改善するだろう、という願望を込めている。)

 

少なくとも、上の前提条件を考えると、小林と同じタイプの捕手を、補償の枠を食ってまで取りに行く余裕は、少しもないと思うのだが…

 

…山口鉄也や越智大祐が突如現れたように、今のジャイアンツにも原監督が勝ちパターンとして見出した投手がいるのだろうか…それともそこまで炭谷のリードを評価していて、だからこそ投手はいらない、というものなのだろうか。

きっと僕らには見えない感覚があるからこそ、炭谷を取りに行く余裕があるのだろう。そう信じたい。

 

…結局、一ファンは、ガヤを入れながらも、成り行きを見守ることしかできないのだ。