Tommyball

コンセプトは「スポーツ×○○」。スポーツに関連するいろいろなものを書いていきます。

当たり前のことなんだけど。

中の人も社会人になって数年で、モノの見方がだいぶ変わったなと思うことがある。

 

野球を見始めたクソガキのころは、4番・ピッチャー、そんな夢物語に憧れを抱いていたこともあったが、最近は、勝負のかかった大一番、打ってほしい場面でしっかり結果を残す、そんな代打の神様・勝負強い選手にかっこよさを感じる。考え方が現実的になってきたのだろうか。

 

そんな野球もストーブリーグの時期で、FA移籍がざわざわしている。

これもまた、立場が変われば見方が変わるものだなと思う。

 

巨人ファンとしては、「誰が来るかな~人的補償で誰を取られるかなぁ、人的補償よりは活躍してほしいなぁ…」と思ったりするものだが、応援する球団が変わればその立場も変わるものである。

広島ファンは、丸佳浩の去就を不安になりながら追っているはずだし、西武ファンだって、浅村栄斗へのソフトバンクの巨額オファーを、不安になりながら見ているはずだ。

 

海を超えれば、よりFA移籍は活発なものである。

NHLを見れば、最近こそ「奇跡の契約」で主力選手を長期契約に持っていく傾向があるが、昔のPredatorsは、資金面でもあまり余裕がなく、育った選手が出て行ってしまう、まさしく西武や広島のような状況だった。具体的な選手名は、あげてしまえばキリがない。

MLBなら、ブルージェイズで活躍した主力選手がFAで他球団に移籍していくのを何度も見届けた。初めてブルージェイズを見るようになった年のAJ・バーネット、覚悟はしていたとはいえ、2015年のデービッド・プライス、翌年オフの"Edwing"ことエドウィン・エンカーナシオン。特に、プライスとエンカ―ナシオンは、感動するくらい強かったチームが音を立てて崩れていく様子を見ているような気がして、心が痛かった。

NFLは比較的主力選手を大型契約でロックする傾向が強い気がするが、それでも、レギュラー級の選手も出ていくことが多い。功労者の選手が、契約切れとともに移籍するのも、比較的よくある話だと思う。

いずれにせよ、「永年勤続賞」的な要素がある日本のFAと比べると、海外のFAは純粋に「契約切れ」によるものだし、球団数が多い分移籍も活発なのだが、それを置いておいても、FAで選手が出ていくというのは、ファン目線で辛いものがある。

出ていく選手を嫌いになることもあったし、とはいえ、NFLやNHLはサラリーキャップがあるからしょうがない…と無理やり自分に言い聞かせることもあった。

その一方で、FAで選手が来るというのは、ワクワクするものであるのだが…

 

…というのがファン目線での話。

 

実際に働く立場になると、選手目線での考え方もわかるようになってきた気がする。

 

移籍には色々な動機があると思う。

強い球団に行きたい、よりレベルの高いリーグに行きたい、
地元で働きたい、出場機会がほしい、お金が欲しい…

 

置き換えてみると、サラリーマンでも一緒なんだろうなと思ったりする。

よりステータスのある企業に行きたい、大企業に行きたい、
地元で働きたい、転職を機にポストに就きたい、より給料がほしい…

 

辞めていく人も当然会社なのでいるし、転職したブログ、転職したツイート、色々なものを見てきた。

そりゃあ当然、アスリートのような額ではないが、だからこそ、個々人で大事にしたいものがあるんだろうなと、ふと感じた。それだけ。

 

…巨人ファンの立場に戻ると、丸が来てくれたらうれしい。

とはいえ、移籍するかどうかを選ぶ、という立場に立てば、後悔しない選択が何よりも大事なんだろうなと思う。