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コンセプトは「スポーツ×○○」。スポーツに関連するいろいろなものを書いていきます。

クリスチャン・ビヤヌエバは巨人で活躍できるのか

クリスチャン・ビラヌエバ…だと思ってたらビヤヌエバが巨人に来るらしい。英語の実況はいつもビラヌエバとかビラヌエーバとか言ってるやんけ!!

 

 

しかも最初に阪神に行くという速報が出るオチ付き。

確かに阪神はサード大山で行きそうな雰囲気あるしねぇ…

 

名前は知っているが、いったいどんな選手なんだ。

メジャーで20本とは言うものの、ホセ・ロペスになる可能性も、ケビン・ユーキリスになる可能性もある。

そんなわけで、Baseball Referenceという有能すぎるサイトからデータを覗いてみた。

 

Carlos Villanueva 2018 (San Diego Padres) Salary: $548,500

110試合出場 384打席 351打数 83安打 .236 出塁率.299 長打率.450 OPS .750

得点42 二塁打15 三塁打0 本塁打20 打点46

盗塁3 失敗0 四球23 三振104 併殺12 死球9 犠飛1 WAR 1.8 (Offense: +1.4, Defense: +0.6)

* 出場110試合のうち、先発が93試合で代打が16試合。98試合で守備出場。これらのうち、守備に就いたのは1塁3試合、2塁2試合、3塁96試合、ショート4試合。

* 2018年4月に月間最優秀新人賞

* 三塁でのエラー12はリーグ5番目の多さ。

* 得点圏では80打席71打数14安打で.197 2本塁打 20打点。

 

…マジかよ。MLBで年間WAR2.0近く行く選手が来るのかよ。

しかも、パドレスから見たら、まだメジャー実質1年目。サービスタイム的にも、年俸調停まで、格安で雇える選手だ。

それを放出するということは、パドレスがよっぽどいいサードを獲得する自信がある (ジョッシュ・ドナルドソンとか?) のか。

誰か選手をコンバートするのか。

はたまた曰く付きの選手なのか。

よっぽど巨人が移籍金を積んだのか。

 

…全く予想がつかないが、巨人に来てもらうからには、活躍してもらわないと意味がない。

1年の、それも全体の数字だけでは「どんな選手か」がぼんやりわかるのみなので、もう少し踏み入れてみようと思う。

 

まずは対右左投手別、月別でわけてみる。

<vs. 右投手>

101試合出場 259打席 238打数 45安打 .189 出塁率.255 長打率.319 OPS .574

得点21 二塁打13 三塁打0 本塁打6 打点21

盗塁3 失敗0 四球13 三振65 併殺9 死球8 犠飛0

 

「い~や、コ〇ヤシィのバッティングぅ~」 (東京ホ〇イソン風)

 

<vs. 左投手>

56試合出場 125打席 113打数 38安打 .336 出塁率.392 長打率.726 OPS 1.118

得点21 二塁打2 三塁打0 本塁打14 打点25

盗塁0 失敗0 四球10 三振39 併殺3 死球1 犠飛1

 

「い~や、山川の長打力ぅ~」 (東京ホテ○ソン)

 

まぁ正直左打席はサンプルサイズが小さいから、あまり参考にならない気もする。

ホームだと58試合198打席で打率.243, 出塁率.323, 長打率.486, OPS .809

アウェイだと52試合186打席で打率.230, 出塁率.274, 長打率.414, OPS.688

「あれ?サンディエゴってピッチャー有利の本拠地では?」と思っていたのだが最近はそうでもないようだ。

 

次に、月別成績を並べて見る。

 

3/4月: 23試合 90打席 .321 8本塁打 19打点 出塁率.411 長打率.692 OPS 1.103

5月: 26試合 92打席 .170 7本塁打 16打点 出塁率.207 長打率.443 OPS .650

6月: 22試合 69打席 .206 1本塁打 4打点 出塁率.261 長打率.286 OPS.547

7月: 24試合 81打席 .182 3本塁打 5打点 出塁率.222 長打率.325 OPS.547

8月: 15試合 52打席 .356 1本塁打 2打点 出塁率.442 長打率.489 OPS .931

 

…明らかに4月の活躍からマークされて数字を落としている。ここへの対応力があまり良くなかったのが、パドレスからの印象が悪かったのだろうか。これだけでは切らないと思うのだが…

9月の出場がないのが気になったのだが、"Christian Villanueva injury"で検索をかけたところ、6/3に怪我して数日離脱していた。

www.mlb.com

 

そして、8月にはシーズンエンドの故障をしている。

friarsonbase.com

 

上記の通り、WAR2.0の安い選手を放出するのは何か理由があるような気がしてならないのだが、一度対策されてから打てなくなったことや、この故障が深刻で、メジャーでは活躍できないと見切られたのかもしれない。

 

ただ、故障が癒えるという前提に立てば、日本での活躍が少し期待したくなる数字もあった。

パワーピッチャーだと92打席で打率.184, 出塁率.217, 長打率.310, OPS .528. (平均以下)

平均的な投手だと143打席で打率.227, 出塁率.308, 長打率.398, OPS .706 (並)

技巧派投手に対しては149打席で打率.279, 出塁率.342, 長打率.588, OPS .931 (優秀)

このパワーピッチャー、平均、技巧派の定義は、奪三振数+与四球数の合計の上位1/3がパワーピッチャー、下位1/3が技巧派のようだ。

日本にも三振が取れる投手は多いが、"パワーピッチャー"に多いと思われる、荒れ球投手は比較的少ないのではないだろうか。そういう意味では、日本に向いているタイプかもしれない。

 

あとは、このBaseball ReferenceのSplitsを見ていると、初球打率が4割を超えていたり、リードした試合とリードした試合の打率・長打率が1割近く違い、「死体蹴りが得意なのかな?」と思ったり。

 

とはいえ、メジャーの成績1年ではあまり信用しきれないし、AAAで活躍していた選手が、NPBでも活躍する場合が多いため、2017年のAAAの成績も見てみる。

 <通算>

109試合出場 398打数 118安打 .296 出塁率.369 長打率.528 OPS .896

得点69 二塁打28 三塁打2 本塁打20 打点86

盗塁4 失敗2 四球43 三振83

 

対右投手: 300打席 .303 16本塁打 70打点 出塁率.370 長打率.553 OPS .923

対左投手: 098打席 .276 04本塁打 16打点 出塁率.365 長打率.449 OPS .814

 

 

5月: 25試合 086打数 .291 05本塁打 16打点 出塁率.337 長打率.500 OPS .837

6月: 27試合 105打数 .314 10本塁打 27打点 出塁率.390 長打率.686 OPS 1.076

7月: 27試合 100打数 .290 03本塁打 20打点 出塁率.379 長打率.440 OPS .819

8月: 17試合 096打数 .281 02本塁打 21打点 出塁率.357 長打率.490 OPS .847

9月: 03試合 011打数 .364 00本塁打 00打点 出塁率.417 長打率.364 OPS.780

 

総じて安定しているのではないだろうか。

AAAで安定して打てているのも、前向きな要素だと思う?

こうやって見てみると、2018年の対左右投手成績がなぜここまでバラついたのかが読めない

この辺はもう少し明日以降も考察してみたい。

 

ここまで見てみて、印象としては、

メジャーで20HRのパワーと、メジャーでも平均以上の守備は期待できる

・AAAでの安定した成績や、MLBでも荒れ球投手以外はそこそこ打てている等、期待させるデータもある

・ただし故障等々不安要素もあるか

 

こんな感じだろうか。

 

それにしても、巨人の外国人枠はどうなるのだろうか。メルセデス、ヤングマン、マシソンで2枠なのだろうか。

復活にかけるゲレーロは、昨日の記事を見る限り原監督も期待をかけているようで、2軍幽閉とは思えない。

ビヤヌエバが不振なら簡単に終わってしまう論議なのだがそんな展開あっては困る。原監督を悩ますほどの活躍をして欲しいものだ。

 

参考として、ギャレット、ゲレーロ、マギーの、メジャー最終年の成績を並べて見たが、正直これだけで予想するのは難しいな、以上の感想が出ない。

 

参考

Garrett Jones 2015 (New York Yankees) Salary: $5,000,000

57試合出場 152打席 144打数 31安打 .215 出塁率.257 長打率.361 OPS .618

得点12 二塁打4 三塁打1 本塁打5 打点17

盗塁0 失敗0 四球8 三振37 併殺1 死球0 犠飛0 WAR -0.7 (Offense: -0.4, Defense: -0.6)

 

Alex Guerrero 2015 (Los Angeles Dodgers) Salary: $6,500,000

106試合出場 230打席 219打数 51安打 .233 出塁率.261 長打率.434 OPS .695

得点25 二塁打9 三塁打1 本塁打11 打点36

盗塁1 失敗0 四球7 三振57 併殺7 死球2 犠飛2 WAR -0.2 (Offense: +0.2, Defense: -0.6)

 

Casey McGehee 2016 (Detroit Tigers) Salary: $4,800,000

30試合出場 96打席 92打数 21安打 .228 出塁率.260 長打率.239 OPS .500

得点4 二塁打1 三塁打0 本塁打0 打点1

盗塁0 失敗0 四球3 三振14 併殺5 死球1 犠飛0 WAR -0.3 (Offense: -0.3, Defense: +0.1)

 

…余談だが、クリスチャンもビヤヌエバも、コールとしては言いづらいのでクリスコールになりそう。