Tommyball

コンセプトは「スポーツ×○○」。スポーツに関連するいろいろなものを書いていきます。

丸佳浩獲得で見えた2006年オフの再来

丸が来〜た〜♪

丸が来〜た〜♪

どこに来た〜♪

 

…巨人に来たああああああああ!!!

 

ってことで、丸佳浩が巨人に移籍。不要論なんて愚かだ。2年連続MVPの選手が戦力にならないわけがない。人的補償がどうなろうと、来年の優勝のためには必要不可欠な戦力だ。

阿部慎之助以降欠けていた左のスラッガー、センターラインを安定して守れる選手。これまでの補強でも埋められていなかった穴を一気に埋める選手だ。

強いて言えば、一番打っていたのが巨人戦だっただけに不安なところではあるが、若手選手への手本や、巨人が散々苦手にして来たカープの情報源としての期待もかかる。

 

僕個人としては、以前の記事のように、出塁率が高い1番坂本・2番丸の「前半にたたみかける打線」が見たいのだが、おそらくは、坂本→吉川尚輝/田中俊太→丸→岡本→ゲレーロ/ビヤヌエバという打線になるだろう。

それにしても3番がマギーからMVPの丸になり、5番が後半へばっていた亀井から、MLB20発マンか本塁打王経験者になるだけで、一気に厚みが増したように思う。

 

5年30億とも言われる超大型契約は正直重たいが、個人的には、別に出塁率5割をやってくれとか、東京ドームだし40本塁打打ってくれとか、そんなことを期待するつもりは全くなくて1年目に優勝に貢献してくれたらそれだけで満足だ。

(森福や1年目の山口、そして今年の野上で、最近の巨人ファンはFAに対するハードルも下がっているし…)

原監督も、1年目から優勝したいからこそ、そのような大金を積んだはずだし、自らが交渉に直接出馬する本気度を見せたのだと思う。

5年目にもMVP級の数字を残してくれ、なんて言うつもりはさらさらない。5年間コンスタントに、過去数年続けている、4割近い出塁率と20HRくらいをやってくれれば、それだけで御の字だと思う。

 

そんなわけで、巨人の今年のオフの補強はこれでひと段落かと思うが、ここまでの動きが、どうも2006年オフの大補強に重なる

 

2005・2006と球団史上初の2年連続Bクラス。今と同じく4年連続V逸 (当時は球団史上単独ワースト)。移籍選手ながらチームの精神的支柱だった小久保裕紀がFAでホークス復帰。

 

その中で、前年日本ハムでMVPに輝いた小笠原道大をFAで獲得。オリックスで「終わりかけていた」谷佳知を1対2のトレードで獲得し、ホークスを戦力外になっていた大道典嘉を無償トレードで獲得した。

センターには、2005・06年と2年連続でタンパベイ・デビルレイズ (当時) で2ケタ本塁打の外野手、デーモン・ホリンズを補強

…え?門倉?

 

当時の小笠原道大が、今年の丸佳浩。

ポジションは異なれど、当時のホリンズが、今年のビヤヌエバと言っていいだろう。

大道典嘉は、右の代打という意味では、今年の中島裕…宏之だろう。

 

小笠原ははじめてのセ・リーグながら、フタをあげれば小久保裕紀の穴を埋めて余りある活躍で、見事2年連続MVP。ホリンズも、1年で退団したが、センターを中心に124試合に出場。谷佳知は巨人移籍で復活。高橋由伸との1・2番は脅威だった。大道も、ホークスでは戦力外だったそうだが、見事に巨人で代打屋として復活した。

 

優勝した理由は、それだけではなく、1番・高橋由伸や、上原浩治を抑えに回し、前年FAで獲得した豊田清をセットアッパーにするなどの傭兵が当たったことがあると思うが…いずれにせよ上記の補強が大きく当たったのは間違いない。

 

当時の谷佳知枠的な補強がまだない。もしかしたら、ここからまだ復活にかけるベテランのトレードがあるかもしれない

それでも、現時点では、12年前に近いような動きだと感じているし、それはある意味でいいサインなんだと思う。

 

炭谷の補強は割りに合わないと、正直今でも思うし、ベテラン控え捕手に2億払って人的補償で若手を持って行かれるのは、焼畑農業を見ているような気分になるが、二岡智宏もいた中で坂本を育てた原監督には、原監督なりの育成論があるのだろう。

 

若手が見たい」「岡本とともに巨人を背負う生え抜きスターに出て来てほしい

そんな気持ちもあるといえばあるし、同じ大学・同い年の重信慎之介には、まだ期待しているが、まずは5年連続V逸を回避してから、来年以降の原監督の手腕に期待しよう。

FAで選手をとるということは、若手流出による長期リスクを取ってでも短期で勝ちに行くという意思の表れだ。もちろん、坂本の故障やブルペン崩壊など、気になるリスクはあるが、是非とも2019年は巨人の年になってほしい

 

 

…逆の立場で見ると、広島ファンからしたら、3連覇を支えたMVPが、宿敵に移籍することになる。

そりゃあ悲しいし寂しいし悔しいし、暴言だって吐きたくなる。

 

巨人ファンがえらそーにと思われるかもしれないけど、見る競技が変われば応援する球団も変わるし、そのチームの体質も全く違う

アイスホッケーというかNHLを見はじめてもう18年になるが、特に弱小貧乏チームだったナッシュビル・プレデターズが贔屓であるがゆえ、育った選手がFAで出て行くなんてざらだ。少なくともそうだった。

殿堂入りした日系のスーパースター、ポール・カリヤを筆頭に、高額年俸を払えずに出て行ってしまった選手の名前をあげればきりがない

(最近はあまりそんなシーンも無くなったし、当時出て行った生え抜き選手が、出戻りすることが増えた)

好きだったトーマス・ヴォークーンという選手が、高額年俸ゆえに契約途中でトレードされた時は、絶望したものだ。ふざけんなよ!と思うこともあったし、無力感に駆られることもあった。一ファンからしたらどうしようもないことなのだが。

 

…とやかく言うつもりはない。

ただ、来年もカープは間違いなく強い。下手したら丸佳浩が抜けて、競争激化でもっと強くなるかもしれない

少なくとも、来年・再来年少し落としても、また這い上がってくるだろう。

FAで選手が抜ける球団は、そういう這い上がる力のある球団なのだ。