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コンセプトは「スポーツ×○○」。スポーツに関連するいろいろなものを書いていきます。

徹底議論 〜マーカス・マリオタはタイタンズのフランチャイズQBなのか〜

タイタンズが大敗して結果的にプレーオフを逃したシーズン最終戦、出場メンバー表にはエースQB、マーカス・マリオタの名前はなかった

 

結果的に、控えQBのブレイン・ギャバートが、決していいとは言えないクォーターバッキングで、最終的には2INTを献上。万事休したのだが、マリオタが「首のケガ」でまたも試合を休んだことに、少なからず不満を覚えたタイタンズファンは少なくなかったらしい。

 

故障がちなタイタンズのQBに、「この選手がフランチャイズの顔でいいのか」という声は、去年あたりから散見されており、「来年で契約が切れるのがタイタンズでは最後」という声すら聞かれる。

 

果たして本当にそうだろうか。そうあるべきなのだろうか。

 

まずは、過去のタイタンズのQBたちと比較してみたい。

 

● 歴史編:タイタンズのQBの歴史

タイタンズのQBと言えば、今でもスティーブ・"エア"・マクネアを思い浮かべる人が多いだろう。

中の人のナッシュビル在住時、タイタンズはまさに全盛期。マクネアが時にスクランブルして走り、時に強烈なパスを投げ、エディー・ジョージというRBが走りまくった。同時に、ジェボン・カースを中心に、守備も輝いていた。

多少のケガではひるまない、何があってもフィールドに立ち続けるタフな男、そんなイメージがマクネアにはあるだろう。

 

そんなマクネアも、2005年を最後に、タイタンズを追われてしまう。

その2005年のオフに、"VY"ことヴィンス・ヤングがドラフト全体3位指名で加入する。

彼もまた、走れるQBだった。

 

…が、一時期ベテランのケリー・コリンズにポジションを奪われたり、あげく素行不良で当時のジェフ・フィッシャーHCと衝突。5年契約が切れた2010年に、HCともどもタイタンズを去る羽目になってしまった。

 

その年のドラフトで全体8位で指名されたのがジェイク・ロッカー。彼のメンターとして、シーホークスからマット・ハッセルベックを獲得し、1年目はハッセルベックが先発、2年目からはロッカーが先発する…というイメージだった。

 

が、ロッカーはとにかく故障が多かった

1年目は5試合に途中出場も、2年目は16試合中11試合出場、3年目は16試合中7試合、4年目は16試合中5試合先発で7試合出場。先発になる予定だった2年目からの3年間は、48試合中出場が25試合と、半分出るのがやっとだった。

4年目の開始前に決めなければいけない、「5年目のオプション」は早々と破棄され、勝負の4年目にも故障。結局これが引き金となったか、「タイタンズの未来」と言われたQBは、わずか4年でそのNFLキャリアが終わってしまった。

 

そしてロッカーが引退する直前に指名されたのがマリオタなのである。

その年は、ジェーミス・ウィンストンと、マリオタの2人がトップクラスのQBだった。

どちらがより良いQBなのか、どちらがより殿堂入りに近いのか…という議論が止まない中で、タンパベイは、素行不良というリスクこそあったものの、「よりプロに近いオフェンスでプレイしてきた」「より肩の強い」ウィンストンを指名。

ハインズマン・トロフィーの受賞者とはいえ、「オレゴンのスプレッド・オフェンスがあったから成功したのではないか」という声もちらほらとマリオタにはかかっていたのだが…タイタンズは、様々なトレードオファーがあった中で、マリオタにフランチャイズの未来を託すことが決まったのだ。

 

 

● マリオタとタイタンズの4年間

そんなマリオタのルーキーイヤー。開幕戦は、なんと、全体1位のウィンストン率いるバッカニアーズと。

全体1位と、全体2位の対決は、全体1位のウィンストンの最初のパスがINTになる一方で、マリオタが4TDを決める衝撃的なデビュー誰もがタイタンズの未来は安泰だと確信した。


Marcus Mariota Highlights (Week 1) | Titans vs. Buccaneers | NFL

 

しかし、どんなにマリオタが良くても、チームがダメなら勝てない。結果的には、マリオタの孤軍奮闘のようなシーズンになり、途中で悪名高いケン・ウィゼンハントHCも解雇。マリオタ自身も、シーズン途中で怪我をしてシーズンエンド。酸いも甘いも噛みしめたNFL1年目となった。

 

Marcus Mariota (2015)

12試合出場12先発 (3勝9敗)

パス370回中230回成功 (62.2%) 2,818ヤード 19TD 10INT 91.5 Rate QBR: 53.3

 

2年目は、暫定HCのマイク・ムラーキーがそのままHCに就任。慣れ親しんだオフェンススキームだったこともあってか、マリオタは数字を伸ばし、「フランチャイズQB」としての評価を不動のものにするなど、シーズン終盤までうまくいっていた。

…のだがWeek 16に無念の離脱。この敗退があだとなりタイタンズはプレーオフも逃してしまった。

 

Marcus Mariota (2016)

15試合出場15先発 (8勝7敗)

パス451回中276回成功 (61.2%) 3,426ヤード 26TD 9INT 95.6 Rate QBR: 59.4

  

 

そしてムラーキー政権3年目。補強も積極的に行い、今年こそはプレーオフ…!という声も上がっていたのだが、マリオタ自身が、TD数<INT数となるなど、まさかの停滞。この背景にはプレーコールが酷かったというのもあるのだが…

チーム自身は9勝7敗ながらプレーオフに出場。後述するように、カンザスシティ・チーフスをアップセットするなど、一定の見せ場はあったが、「タイタンズの未来」としてのマリオタの評価は、ここで暗雲が立ち込みはじめる。

 

Marcus Mariota (2017)

15試合出場15先発 (9勝6敗)

パス453回中281回成功 (62.0%) 3,232ヤード 13TD 15INT 79.3 Rate QBR: 58.8 

 

「プレイコールが酷かった」と書いたその原因ともいえる、OCを庇って辞任したムラーキーに変わって、マイク・ブレイベルが就任した今年。序盤はパスもランも出ない、攻撃の完全停滞が見られたが、終盤戦は盛り返した。特に、テキサンズ戦で投げまくったのは印象深く、パス23回中22回成功、303ヤードで2TD0INTは、まさにフランチャイズQBというべき数字だ。

とはいえ、残った数字は、キャリア最低のヤード数、TD数、そしてQBRも過去最低というもの。

パス成功率 (68.9%) は、これまでのキャリアハイ (62.2%) を大きく上回っており、「ラン攻撃を補完するショートパス中心のパス攻撃…」という好意的な解釈もできるのだが…

 

Marcus Mariota (2018)

14試合出場13先発 (7勝6敗)

パス331回中228回成功 (68.9%) 2,528ヤード 11TD 8INT 92.3 Rate QBR: 53.1 

 

 

ここまで来たところで、マリオタの長所と短所とでもいうべきか、「フランチャイズQBたり得る理由」と「フランチャイズQBたり得ない理由」を並べてみよう。

 

● マリオタと心中すべき3つの理由

1. 安定した勝負強さ

最終クオーター (4Q) での逆転回数 (4th Quarter comeback) という数字がある。

タイタンズのレジェンドといえるマクネアの数字を見てみると、

1997年 16試合出場16先発 4Qカムバック: 1回

1998年 16試合出場16先発 4Qカムバック: 1回

1999年 11試合出場11先発 4Qカムバック: 1回

2000年 16試合出場15先発 4Qカムバック: 3回 (2位タイ)

2001年 15試合出場15先発 4Qカムバック: 1回

2002年 16試合先発16先発 4Qカムバック: 3回 (4位タイ)

2003年 14試合出場14先発 4Qカムバック: 1回

2004年 08試合出場08先発 4Qカムバック: 1回

2005年 14試合出場14先発 4Qカムバック: 0回

 

余談だが、ボルティモア・レイブンズに移籍した2006年は、16試合出場16先発:  4Qカムバック: 3回だった。

 

ヴィンス・ヤングを見ると…

2006年 15試合出場13先発 4Qカムバック: 4回 (最多タイ)

2007年 15試合出場15先発 4Qカムバック: -回

2008年 03試合出場01先発 4Qカムバック: -回

2009年 12試合出場10先発 4Qカムバック: 3回 (2位タイ)

2010年 09試合出場08先発 4Qカムバック: 0回

 

マリオタは…

2015年 12試合出場12先発 4Qカムバック: 2回 (9位タイ)

2016年 15試合出場15先発 4Qカムバック: 2回 (11位タイ)

2017年 15試合出場15先発 4Qカムバック: 3回 (最多タイ)

2018年 14試合出場13先発 4Qカムバック: 2回 (13位タイ)

 

当然、 マクネア全盛期はチームの全盛期でもあり、逆転する間でもなくチームが先制逃げ切りだったり、大勝だったり、という試合も多かったはずだ (ちゃんと見ていたわけではないので断言はしないが)。

なので、一概にどうこう言える数字ではないが、大事な場面でしっかり逆転ドライブを期待できるのは大きい。守備陣としても、「1ポゼッション差以内に抑えておけば最後に逆転してくれる」というのはモチベーションにもなるだろう。

 

同時に、この安定感を毎年出せていることがマリオタの強みではないだろうか。ヴィンス・ヤングは、4Qカムバックでリーグ最多となったこともあるが、同時に不振で試合に出れなかったり、好不調時のムラが激しいことがアダとなった。

安定感があるというのも、またフランチャイズを託すうえで重要なファクターではないだろうか。

 

2. 脚力を活かした多面的な攻撃

QBでの通算ランヤード歴代7位のマクネアは当然として、ヤングも、ロッカーも、マリオタも「走れる」QBだ。

 

ランでの獲得ヤードを見ると、

マクネア

1996年 ラン31回 169ヤード 2TD (9試合出場; 5.5ヤード/ラン)

1997年 ラン101回 674ヤード 8TD 6.7ヤード/ラン

1998年 ラン77回 559ヤード 4TD 7.3ヤード/ラン

1999年 ラン72回 337ヤード 8TD 4.7ヤード/ラン

2000年 ラン72回 403ヤード 0TD 5.6ヤード/ラン

2001年 ラン75回 414ヤード 5TD 5.5ヤード/ラン

2002年 ラン82回 440ヤード 3TD 5.4ヤード/ラン

2003年 ラン38回 138ヤード 4TD 3.6ヤード/ラン

2004年 ラン23回 128ヤード 1TD 5.6ヤード/ラン (8試合出場)

2005年 ラン32回 139ヤード 1TD 4.3ヤード/ラン

 

ヤング

2006年 ラン83回 552ヤード 7TD 6.7ヤード/ラン

2007年 ラン93回 395ヤード 3TD 4.2ヤード/ラン

2008年 ラン8回 27ヤード 0TD 3.4ヤード/ラン (3試合出場)

2009年 ラン55回 281ヤード 2TD 5.1ヤード/ラン

2010年 ラン25回 125ヤード 0TD 5.0ヤード/ラン

 

ロッカー

2011年 ラン8回 56ヤード 1TD 7.0ヤード/ラン (5試合出場)

2012年 ラン41回 291ヤード 1TD 7.1ヤード/ラン

2013年 ラン24回 155ヤード 2TD 6.5ヤード/ラン (7試合出場)

2014年 ラン22回 142ヤード 1TD 6.5ヤード/ラン (7試合出場)

 

マリオタ

2015年 ラン34回 252ヤード 2TD 7.4ヤード/ラン

2016年 ラン60回 349ヤード 2TD 5.8ヤード/ラン

2017年 ラン60回 312ヤード 5TD 5.2ヤード/ラン

2018年 ラン64回 357ヤード 2TD 5.6ヤード/ラン

 

特に、ルーキーイヤーに見せたこの87ヤードTDランは、マリオタのポテンシャルが如何なく発揮されたシーンだった。


QB on Fire! Marcus Mariota Runs 87 Yards for the TD! | Jaguars vs. Titans | NFL

 

同時に、マクネアを見ていても、キャリアを積み重ねるにつれて、脚力の衰えというのがどうしてもあるのだが、その際にパサーとしてどれだけ成熟しているか、というのが大事になる。

ヤングとロッカーには、正直それがなかった。一方で、単純にパス成功率だけ見れば、マリオタは比較的高いのが安心要素ではある。(当然、時代ごとのパススタイルやトレンドなどもあるので、一概に比較できるものではないが…)

 

スティーブ・マクネア

1995年 (4試合出場2先発) パス80回中41回成功 51.3% 569ヤード  (7.1ヤード/パス試行)

1996年 (9試合出場4先発) パス143回中88回成功 61.5% 1,197ヤード (8.4ヤード/パス試行)

1997年 (16試合出場16先発) パス415回中216回成功 52.0% 2,665ヤード (6.4ヤード/パス試行)

1998年 (16試合出場16先発) パス492回中289回成功 58.7% 3,228ヤード (6.6ヤード/パス試行)

1999年 (11試合出場11先発) パス331回中187回成功 56.5% 2,179ヤード (6.6ヤード/パス試行)

2000年 (16試合出場15先発) パス396回中248回成功 62.6% 2,847ヤード (7.8ヤード/パス試行)

2001年 (15試合出場15先発) パス431回中264回成功 61.3% 3,350ヤード (6.5ヤード/パス試行)

2002年 (16試合出場16先発) パス492回中301回成功 61.2% 3,387ヤード (6.9ヤード/パス試行)

2003年 (14試合出場14先発) パス400回中250回成功 62.5% 3,215ヤード (8.5ヤード/パス試行)

2004年 (8試合出場8先発) パス215回中129回成功 60.0% 1,343ヤード (6.2ヤード/パス試行)

2005年 (14試合出場14先発) パス476回中292回成功 61.3% 3,161ヤード (6.6ヤード/パス試行)

HOU/TEN通算 パス3871回中2305回成功 59.5% 27,141ヤード (7.0ヤード/パス試行)

 

ヴィンス・ヤング

2006年 (15試合出場13先発) パス357回中184回成功 51.5% 2,199ヤード (6.2ヤード/パス試行)

2007年 (15試合出場15先発) パス382回中238回成功 62.3% 2,546ヤード (6.7ヤード/パス試行)

2008年 (3試合出場1先発) パス36回中22回成功 61.1% 219ヤード (6.1ヤード/パス試行)

2009年 (12試合出場10先発) パス259回中152回成功 58.7% 1,879ヤード (7.3ヤード/パス試行)

2010年 (8試合出場8先発) パス156回中93回成功 59.6% 1,255ヤード (8.0ヤード/パス試行)

通算 パス1190回中689回成功 57.9% 8,098ヤード (6.8ヤード/パス試行)

 

ジェイク・ロッカー

2011年 (5試合出場0先発) パス66回中34回成功 51.5% 542ヤード (8.2ヤード/パス試行)

2012年 (11試合出場11先発) パス314回中177回成功 56.4% 2,176ヤード (6.9ヤード/パス試行)

2013年 (7試合出場7先発) パス183回中111回成功 60.7% 1,256ヤード (6.9ヤード/パス試行)

2014年 (7試合出場5先発) パス146回中86回成功 58.9% 993ヤード (6.8ヤード/パス試行)

通算 パス709回中408回成功 57.5% 4,967ヤード (7.0ヤード/パス試行)

 

マーカス・マリオタ

2015年 (12試合出場12先発) パス370回中230回成功 62.2% 2,818ヤード (7.6ヤード/パス試行)

2016年 (15試合出場15先発) パス451回中276回成功 61.2% 3,426ヤード (7.6ヤード/パス試行)

2017年 (15試合出場15先発) パス453回中281回成功 62.0% 3,232ヤード (7.1ヤード/パス試行)

2018年 (14試合出場13先発) パス331回中228回成功 68.9% 2,528ヤード (7.6ヤード/パス試行)

通算 パス1605回中1015回成功 63.2% 12,004ヤード (7.5ヤード/パス試行)

 

マクネア時代にはエディー・ジョージが、ヤング・ロッカー時代の大半には、CJ2Kことクリス・ジョンソンがいたからか、マリオタほどパスの比率が高くなかったとはいえ、パス成績も、過去4人のQBの中で最も優れているといえるのではないだろうか。

正直、ジョージやCJ2K級のRBが現在のタイタンズにいるかといえば、そうでもないがゆえ、マリオタが投げまくっているともいえるが、走れるだけでなく、しっかりパスを投げられているのがマリオタの強みであるといえる。

逆に、デレク・ヘンリーが来年以降ジョージやCJ2Kクラスの成績を出すようになったら…

 

 

3. チームの華となるプレイ 

ジャガーズ戦のスティフ・アームや、チーフス戦の自分へのパスなど、タイタンズファンの間で語り継がれるようなプレイを生み出しながら、チームをプレイオフに導いた去年の活躍は記憶に新しい。

 

このスティフ・アームでプレーオフを決めた、といえるようなところも少しある。


Marcus Mariota stiff-arm vs The Jaguars w/Mike Keith 2017

 


Marcus Mariota Insane Touchdown Pass to himself | NFL Wild Card Titans VS Chiefs

 

決して華のあるチームではないタイタンズの中でも、華のある選手、という言葉が一番よく似合うのではないだろうか。

 

● マリオタがタイタンズの未来ではない3つの理由 

1. 故障しがち 

確かに、最終戦も欠場するなどマリオタが16試合フル出場したことないのは事実だ。

おそらく、マリオタでは無理という論調は、マリオタの故障歴から来るものが多いだろう。

一方で、似たタイプのQBが必ずしもフル出場しているかというと、そうでもなく、例えばタイタンズのレジェンドといえるマクネアの数字を見てみると、

1997年 16試合出場16先発

1998年 16試合出場16先発

1999年 11試合出場11先発

2000年 16試合出場15先発

2001年 15試合出場15先発

2002年 16試合先発16先発

2003年 14試合出場14先発

2004年 08試合出場08先発

2005年 14試合出場14先発

 

ヴィンス・ヤングを見ると…

2006年 15試合出場13先発

2007年 15試合出場15先発

2008年 03試合出場01先発

2009年 12試合出場10先発

2010年 09試合出場08先発

 

ロッカーは故障がちだったので敢えて書くことはしないか、マリオタはというと、

2015年 12試合出場12先発

2016年 15試合出場15先発

2017年 15試合出場15先発

2018年 14試合出場13先発

 

シーズンの半分は欠場していたロッカーとの比較、というのも微妙ではあるが、不調で先発を降ろされたとはいえ、故障がちなイメージのあまりないヤングでさえ、フル出場したことはなく、マクネアも、先発定着してから3年目以降でフル出場できたのはたったの1回だ。マクネアに関してはそれが意外でもあるのだが…

正直、走れるQBは、それだけタックルに晒されるリスクもあるし、サックでの負傷というリスクを考えたら、強靭なOLが必要だ。そう考えたら、マリオタが2年目以降は2試合程度の欠場で済んでいるのはまだいい方なのかもしれない。OL強化さえできれば、まだ欠場も抑えられる可能性があるだけに…

 

 

2. 成績が落ちている 

上記の通り、成績が3年目・4年目で落ちてしまったが、これはどちらかというとスキームの違いが大きいのではないだろうか。

1年目、2年目・3年目、4年目で3人のOCと接していることは、決して若いQBの成長には好影響とは言えない。

 

3. 「普通のレシーバーをエースレシーバーにする」QBではない 

スーパースターでよく聞くフレーズだが、マリオタが走れるというタレントや、勝負強さだけでも十分じゃないかと思ったりもする。

今年頭角を現したヘンリー・デービスとともに成長できたら、それで十分じゃないかと思ったり。

 

 

ここから残留するにしても、以前噂されていたような、100M超の大型契約までは行かないという説もある。

もちろん、これから、新政権が目指す攻撃スキームに慣れて化ける可能性もあるけど、同時に故障がちでどうしようもないリスクもあるので、今後成績がどうなる、という議論はしないでおこう。

 

タイタンズのファンとしては、ここから新たなQBを指名するシナリオも、「またか」という感じだし、そのドラフトで第2のVY、第2のロッカーをひいてしまう可能性もある。

 

結局、POを諦めてでもマリオタの首を守ったということが、マリオタに対する信頼の表れだと思う。