Tommyball

コンセプトは「スポーツ×○○」。スポーツに関連するいろいろなものを書いていきます。

キャンプ前日に考える今年の巨人のポイント

気づけば1月末だ。

巨人の選手の宮崎での自主トレのニュースが流れてきているが、明日にはキャンプイン。

1ヶ月もしないうちにオープン戦が始まり、そうこう言ってるうちに開幕戦が来てしまうだろう。

 

そんなわけで、キャンプ→オープン戦と注目していきたい巨人のポイント、今年の巨人を占う分岐点について個人的な考えを書いてみた。

 

 

  • 勝利の方程式

先発投手は、数はいるはずだ。大エース・菅野は不動だし、復活にかける田口、昨年後半に頭角を現した今村信貴やCC・メルセデス、テイラー・ヤングマンもいる。

畠世周や山口俊ら、去年のシーズン終盤は後ろを任されていた選手たちも、先発に帰ってくる。

若手の高田や大江も、ローテーションの後ろの方でチャンスあり、と聞く。

昨年まったくメジャーで投げていない岩隈は、当たればラッキー程度でいいだろう。

一応大竹や野上も、この先発枠でカウントしていいだろう。

この時点で12人。6枠の先発ローテーションに対しては十分候補がいると言って良いだろう。

  1. 菅野
  2. 山口(?)
  3. メルセデス/ヤングマン
  4. 田口/今村
  5. 畠 (大竹, 野上, 岩隈)
  6. 高田/大江

このくらいの枠組みだろうか。

 

…で、問題は、その後ろだ。

 

9回の候補には、「クッキー」ことクックを補強。

由伸の24番をいともあっさりと…と言ってしまいそうになるが、「8時半の男」の再来といえるくらいの活躍を期待したいところ。

 

来期がついに巨人8年目、FA権と外国人枠から外れるのが見えてきたマシソンも、怪我さえなければ8回を託されるだろう。

 

澤村も肩の故障から復帰し、1年が経つ。少しは肩の状態もよくなるだろうし、上原も、今年はキャンプに参加した上でシーズンを迎えるわけだ。

試合数こそ例年より少なかったが、宮國や田原も安定感のある成績を残した。

吉川光夫もリリーフに回るし、鍬原拓也や、ドラ1ルーキーの高橋優貴も、ハマれば面白い。

 

…と、全てがうまくいけば、それなりにブルペンも豪華なメンツになるはずだ。

 

ただ、クックが外れたら終わりかねない。去年もセーブ失敗や、追いつかれない程度の失点が散見されて痛感したが、マシソンが9回を投げるようだと危ない。

代わりの守護神候補のアダメスは、伸び代があるとはいえ、去年は出てくるだけで不安だったし、元セーブ王の澤村も去年後半はだいぶへばっていた。上原も、また1つ歳を重ねる。

ドラ1だった鍬原を守護神に!という声も聞くが、コントロール的にはスピードが劣るカミネロになるリスクもあるだろう。

 

新しい外国籍選手は、当たると大きいが、当然、外れると大変だ。

去年の阪神・ロサリオが良い例で、「4番ファースト」を期待していたら、外の逃げるスライダーにバットを止められないまま、そのまま阪神が最下位に落ちてしまった。

そんな助っ人に頼るのか。代わりの守護神候補らいるのか。リスクヘッジ策はあるのか。

8回はマシソンでいいのか。7回は誰が投げるのか。

 

長いシーズンを占う上で、巨人最大のポイントにして最大のリスクは、ここだと思っている。

逆に、2002年の河原純一、2008年〜の「風神雷神」こと山口鉄也・越智大祐、2012年〜のスコット鉄太郎のときのように、後ろがスッと決まってしまえば、広島に追いつき追い越せ、となる可能性は十分にあるはずだ。

 

 

(参考) 2018年リリーフ投手成績

アダメス 28試合0勝2敗4セーブ 3ホールド 3.94

池田 駿 27試合1勝1敗0セーブ 1ホールド 4.07

上原浩治 36試合0勝5敗0セーブ14ホールド 3.63

澤村拓一 49試合1勝6敗0セーブ24ホールド 4.64

谷岡竜平 25試合2勝1敗0セーブ 2ホールド 5.76

田原誠次 29試合2勝0敗0セーブ1ホールド 2.56

中川皓太 30試合1勝0敗1セーブ3ホールド 5.02

マシソン 34試合0勝3敗8セーブ14ホールド 2.97

宮國椋丞 29試合0勝0敗0セーブ4ホールド 1.97

吉川光夫 22試合6勝7敗0セーブ0ホールド 4.26 (先発試合含む)

 

 

  • 外国人枠

で、そのクックを含め、外国人枠がパンパンなのだ。

…正直、この中だとアダメスとマルティネスは劣るか。仮に彼らが開幕2軍だとしても、4枠の外国人選手を、6人で争うことになるし、投手に限って言えば、ゲレーロとビヤヌエバを同時に使うなら、2枠を4人で争うことになる。

ヤングマン、メルセデス、クック、マシソンのうち2人が2軍、となる可能性があるわけだ。

仮に投手が3人、という枠の使い方をするなら、ゲレーロかビヤヌエバは2軍に行くわけだ。

 

当然、全員一軍級の選手だ。

メルセデスは、昨年後半戦は実質的に左のエースだったし、ヤングマンも、故障さえなければ、ローテーションを担っていただろう。

マシソンは言うまでもない。クロマティ以来のレジェンド助っ人だ。

クックとビヤヌエバは、言うまでもなくメジャーあがりだし、ゲレーロは、去年苦しんだとはいえ、2年前のホームランキングだ。

アダメス、マルティネスも、現能力はたしかに劣るかもしれないが、ポテンシャルの高さは否定のしようがない。

問題は、「誰かが2軍に行く」ことがわかっている彼らのモチベーションをどうやって保つか、だ。

競争が生まれる、というポジティブな捉え方もできるのは間違いないのだが…開幕時には少なくとも、一軍かどうか、という形でその「結果」が出てくる。

その競争に負けた立場の選手を、どうやってケアするのか。

2軍暮らしの助っ人選手が、不満を爆発させると、一軍への悪影響にもなりかねない。

そんなことも考慮しながら、どうやって8人を使い分けていくのか。

これまでにないくらい豪華な助っ人選手たちを前に、原監督の腕の見せ所だ。

 

 

(参考) 2018年外国籍選手成績

メルセデス 13試合5勝4敗0セーブ0ホールド 2.05

ヤングマン 4試合3勝1敗0セーブ0ホールド 2.77

クック (新加入)

マシソン 34試合0勝3敗8セーブ14ホールド 2.97

アダメス 28試合0勝2敗4セーブ 3ホールド 3.94

ビヤヌエバ (新加入)

マルティネス 19試合.180 2本 5打点 長打率.344 出塁率.242

A. ゲレーロ 82試合 .244 15本 40打点 長打率.460 出塁率.325

 

 

  • 岡本和真の2年目は?

「4番・サード」での起用を明言されている岡本和真。

当然、去年よりもマークがきつくなることが予想されるが、そこを跳ね返せるか。

幸いにも、野手陣の強化で、前後を打つ選手はかなりパワーアップしたはずだ。

 

1. (遊) 坂本勇人 →→ (遊) 坂本勇人

2. (二) 吉川尚輝 →→ (二) 吉川尚輝

3. (三) C.マギー →→ (中) 丸佳浩

4. (左) 岡本和真 →→ (三) 岡本和真

5. (一) 阿部慎之助 → (一) ビヤヌエバ

6. (右) 長野久義 →→ (左) ゲレーロ

7. (中) 陽岱鋼 →→→ (右) 陽岱鋼/亀井善行/若手?

 

おそらくベストオーダーはこんな形だろうか。

ビヤヌエバと、ゲレーロ、そして彼らが不在のときの亀井や中島の活躍は不可欠だ。

仮にビヤヌエバ・ゲレーロが外れると、レフトは亀井/石川慎吾、ファーストは和田恋…みたいな起用になるだろうか?ネームバリューだけで言ってしまえば、(少なくとも現時点では) スケールダウンになりかねない。

そういう意味では、助っ人コンビにもプレッシャーはかかる。

 

 

  • おまけ: 「外野の吉川・岡本」は出てくるか?

この辺はもう少し後に書きたいところだが、長野の移籍もあり、若手外野手のチャンスは少しだけ広がったように思う。

重信慎之介や石川慎吾、和田恋、松原聖弥あたりが、レギュラー争いに絡んで欲しいと期待される若手選手だろうか。

 

去年は、岡本和真が、村田修一の自由契約から一気にチャンスを掴み、また吉川尚輝と田中俊太が熱いセカンド争いを繰り広げた。

 

外野の門戸は狭いし、ゲレーロが活躍すればもっと狭くなる。

そんな中でも、少ないチャンスを掴み、亀井・陽を代打に追いやれるくらいの活躍を期待したい。

 

 

 

…毎年言っている気もするが、今年も「当たれば優勝できる」戦力は揃っていると思うし、特に今年は例年以上の積極補強だったゆえに、その実感が強い。

(その過程で失うものも多かったけど…)

 

問題は、その「当たれば」をしっかり当てられるかだ。

そういう意味で、このへんのポイントが、キャンプ、オープン戦と、どうやって決着していくのか、楽しみにキャンプを見ていきたい。