Tommyball

コンセプトは「スポーツ×○○」。スポーツに関連するいろいろなものを書いていきます。

鳴り続けるサッリへの警鐘と近づく決断の時

チェルシーがプレミアリーグではチーム史上2度目となる大敗を喫した。

ボーンマスも実力のあるチームだとはいえ、ビッグ6の一角である以上、格下チームと言ってしまっていいだろう。そのチーム相手に0-4の大敗だ。

当然、多くのファンが失望させられたし、「サッリ・ボールの限界が近いのでは?」「サッリ監督の首が危ない」という声もあがる。

 

開幕12試合は3位ながらも、首位・マンCとは勝ち点4差で、無敗。無敗チームが3つ並ぶ、というハイレベルな戦いを繰り広げていただったのが、本当に、昔話のようだ。 

第13節、トッテナム戦での1-3の敗戦を経て、ウルブスに1-2、レスターに0-1、アーセナルに0-2、そして今回のボーンマスの0-4。そこからの12試合は6勝1分5敗。首位とは14点差まで広がり、得失点差で5位まで転落。特に、アーセナル→ボーンマスは、今年最初のリーグ戦の連敗となった。

(片方はPK戦になったとはいえ) カップ戦の連勝を挟んでいるだけに、あまり目立たないが、連敗は連敗だ。

 

アーセナル戦の敗戦では「モチベーションを高めるのが難しいチームだ」とサッリ監督が言い放ったが、ボーンマス戦では、「自分がチームのモチベーションを引き出せていないかもしれない」と発言。

 

しかし、プランBはないという。「プランBよりも先に、プランAがしっかりこなせる必要がある」というのがサッリ監督の主張だ。

 

…しかし、プランAを浸透させるまで時間があるだろうか。

「今は戦術を浸透させるとき。だからこそファンにも、もう少しだけ辛抱してほしい」と言っていたサッリ監督だが、オーナーが辛抱するかはまた別の問題だ。

 

…ちょうど10年前に就任した、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、勝負の2月に負けがこみ始めると、その職をあっさりと追われた。

アンドレ・ビラス・ボアスがチェルシーにやってきて、同じく1シーズン持たなかったのが7年前。

 

結果が出なければ、1年目でも容赦なく首を切られるのがチェルシーの宿命だ。

そして、その結果は、得てしてチャンピオンズリーグ圏内かどうか、というのが大きい気がする。

そう、今回の敗戦で5位に落ちたことが、引き金となりかねない。

 

…振り返れば、第2次モウリーニョ政権では、ポゼッションサッカーを目指したが、途中で堅守速攻のカウンターサッカーに切り替えたこともある。

サッリ監督がポゼッションを捨てるべき、とは言わないが、何かしらの手を打たないと、思ったよりも早くサッリ政権は終わってしまう可能性すらある。

 

「ロフタス=チークをコバチッチのポジションで使うべき」
「ウィングはハドソン=オドイを使ったほうがいいのでは」
「ダビド・ルイスではなくクリステンセンを試すべきでは」
「エメルソンではなくアロンソが左サイドバックで出るべきだ」
様々な声が上がっている。

 

アーセナル戦の後に発したコメントは、ある種の時限爆弾だと思う。

サッリ監督も、「数年でチェルシーを追われる」ことは感じているかもしれない。

しかし、その爆発の時は、思ったよりも近いのかもしれない。

 

今夜のハダースフィールド戦、スタメンは、大幅に変わるのか、それともいつも通りか。

今日負けるようなことがあると、その爆発の時が来てもおかしくない。

サッリ監督本人のメンタリティが、今一番問われている。