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ナッシュビル・プレデターズのデッドライン総まとめ

アメフトはシーズンが終わり、野球はキャンプイン、サッカーもシーズン終盤に差し掛かる中で、NHLもトレード・デッドラインが過ぎ去った。

 

一応今日の勝利でふたたび地区首位に躍り出たプレデターズだが、デッドラインは久々にアクティブ…だった気がする。

2月に入ってからは、大きくは、NHL選手のトレードが4件、AHLのトレードが1件あった。

 

ざざっと、振り返ってみよう。

 

 

 

(2/6) ブライアン・ボイル ⇔ 2019年ドラフト2巡目指名権

まず、ニュージャージー・デビルズから、34歳のブライアン・ボイルを補強。

タンパベイ・ライトニングを含めこれまで5チームに所属経験があるボイルは、今シーズン、デビルズでは47試合で19ポイント (13ゴール6アシスト) だった。

今シーズン終了後に契約が切れる、年間30〜35ポイントペースの選手にドラフト2巡目…?という気もするが、6フィート6インチ (198.2cm) という高い身長を生かした、フィジカルなプレースタイルは、小さいが俊敏な選手が多いプレデターズでは珍しいタイプであり、攻撃のアクセントとして補強されたと言って良い。

また、プレデターズのパワープレイは苦戦続きだが、ボイルの13ゴール中6ゴールがパワープレイ中のものであり、パワープレイで、そのアクセントが特に発揮されることに期待がかかっている。

また、デビルズで副キャプテンだったことや、白血病を乗り越えた過去、そして若いプレデターズにおいては数少ないベテラン選手でもあり、リーダーシップにも期待がかかる。

特に、白血病を乗り越えたことは、2018年のビル・マスターソン賞受賞につながっており、日本でも水泳の池江璃花子選手が白血病を告白したタイミングで、こんな記事にもされていた。

 

幾多の困難を乗り越えたことや、プレデターズにはいないタイプの選手なこともあり、ラインとしては下の方になると思うが、フィジカルなプレースタイルが求められる場面での活躍に期待がかかる。

 

 

(2/6) コーディ・マクラウド ⇔ 2020年ドラフト7巡目指名権

同じ日に、2017-18年途中にウェーバーでNYレンジャーズに流出した、出戻り選手を、呼び戻した。34歳のベテランは身長188cmで、彼もまた今シーズン終了後に契約満了となる。

ブライアン・ボイルよりも、乱闘したり、ハードヒットなど、よりフィジカルで泥臭いプレースタイルがウリ。今シーズンは31試合出場でわずか1ゴールだが、前回のプレデターズ在籍時の感触からも、攻撃面での貢献はほとんど期待しないほうがいいかもしれない。

 

もともと、ザック・リナルドや、オースティン・ワトソンという選手が、比較的泥臭いプレースタイルをウリにしていたのだが、リナルドは今シーズン終了となる手術を受け、ワトソンは出場停止。似たようなプレースタイルの選手が必要だった。

プレデターズでの54試合では、5ゴール2アシストの7ポイント。

 

…マクラウド、ボイルいずれのトレードにも共通するのだが、昨年のプレデターズは、よりスピード重視のプレースタイルだった。結果的に、選手も身長の高くない選手が多く、NHLトップの成績で臨んだプレーオフでは、コロラド・アバランチとの1回戦はなんとか勝利したものの、2回戦のウィニペグ・ジェッツは、フィジカルを前面に押し出したアイスホッケーで、3勝4敗という結果以上に苦しめられた。

一方で、2017年、スタンリーカップ決勝まで進んだチームは、よりチームに幅広い選手が所属していた。マクラウドは、1回戦のシカゴ・ブラックホークス戦では、1回も出場しておらず、第4ラインは、ポンタス・オバーグ (翌年トレード)、コルトン・シソンズ、ミカ・サロマーキという、スピードのある選手で組んだ。
しかし、2回戦、よりフィジカルの強いセントルイス・ブルース相手には、マクラウドを中心としたフィジカルな第4ラインを組み、チーム史上初の2回戦突破を達成した。

今シーズンも地区優勝を争っているウィニペグ・ジェッツは、セントルイス・ブルースのようなフィジカルの強いチームで、最も小さいマシュー・ペローですら、5フィート10インチ (177.8cm) と比較的高い。

2017年はチームに柔軟性を持たせプレーオフで大躍進。2018年は、チームの方針にこだわり、レギュラーシーズンの結果からするとがっかり感の残る、2回戦での敗退。2019年は、2017年に近いスタイルに戻るぞ、という宣言でもあるかもしれない。

 

 

(2/25) マイケル・グランランド ⇔ ケビン・フィアラ

マーク・ストーンやアルテミ・パナリン獲得への期待が高まっていたのだが、結果的にストーンはヴェガス・ゴールデンナイツに、パナリンはブルージャケッツ残留となった。

これを受けて、GMDPことデービッド・ポイルが、ミネソタ・ワイルドとのトレードを敢行。27歳のマイケル・グランランドを、22歳のケビン・フィアラとの1対1の交換で獲得した。

グランランドは63試合で15ゴール34アシスト、49ポイント。フィアラは64試合で10ゴール22アシスト。
例年なら、グランランドは60ポイント近く期待できる選手で、フィアラは昨年20ゴール到達でブレイク…したように思えたのだが、今シーズンはいずれの選手も今シーズンは低ペース。

契約面で行けば、フィアラは今シーズン終了後に制限付きFA。グランランドは2019-20シーズン終了後まで契約があるが、サラリーキャップ上は5.75Mが計上される。

22歳のフィアラは、まだNHLはフルシーズンで2年目。グランランドは、2016-17年、2017-18年と、過去2年は連続で20ゴール60ポイントを達成している。まだまだポテンシャルが先行している、若い選手と、実績のある選手を交換した形になった。

…これで、ワイルド所属の元プレデターズ選手は、ポンタス・オバーグ、アンソニー・ビテート、ライアン・スーター、デバン・ドゥベニクに続いて5人目となった。

 

 

(2/25) ウェイン・シモンズ ⇔ ライアン・ハートマン + 条件付きドラフト指名権

最後は、フィラデルフィア・フライヤーズとのトレード。昨年のデッドラインで補強したライアン・ハートマンと、条件付きドラフト指名権と、ベテランのウェイン・シモンズを交換。両選手とも、今シーズン終了後に契約が切れる。24歳のハートマンは制限付きFAに、30歳のシモンズは制限なしFAになる。

ハートマンとともにフィリーズに移るドラフト指名権は、プレデターズがプレーオフで2回戦進出を達成すれば、3巡目指名権に、そうでない場合は4巡目指名権になる。

2013-14年、2015-16年に30ゴール近くを達成しながら60ポイントを達成。2014-15年と2016-17年も50ポイントを達成したシモンズだが、2017-18年は5年ぶりに50ポイントを割り込むと、今シーズンは62試合で16ゴール11アシスト27ポイント。2試合で1ポイントの、年間41ポイントペースも割り込んでしまっている。彼もまたフィジカルなプレースタイルがウリなのだが、30歳が近づくにつれて、少しずつ衰えの兆候が見え始めているのかも。アメフトのようだ。

ハートマンは、64試合で10ゴール10アシスト。1試合当たりのプレータイムは数分、シモンズよりも少ない。

ボイル、マクラウドのようなフィジカルなプレースタイルもそうだが、ゴール前で泥臭くプレーするのがウリだ。

 

 

 

 

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