Tommyball

コンセプトは「スポーツ×○○」。スポーツに関連するいろいろなものを書いていきます。

MLBの大型契約は成功するのか

ブライス・ハーパーと、マニー・マチャドが揃って総額300M超の大型契約で移籍した。

マチャドは10年300M (5年目終了後にオプトアウトあり)、ハーパーはオプトアウトなしで13年330M。

それまでの最高額が、マーリンズの怪力、ジャンカルロ・スタントンの13年325M。

FAに限って言えば、Aロッドの10年275M、その前の10年252Mがワンツーだったから、今年一気に1位・2位が塗り替えられたことになる。

…と、いうのは昨日書いた通りなのだが、ともに26歳のハーパーとマチャドの、この長期契約は果たして成功するのだろうか。

総額200Mを超えるこれまでの契約をまとめてみた。

 

1. ブライス・ハーパー (13年330M, 2019-2031) 

 

 

2. ジャンカルロ・スタントン (13年325M, 2014-2026)

2014 (24) 6.5WAR

2015 (25) 3.8WAR

2016 (26) 2.6WAR

2017 (27) 7.6WAR

2018 (28) 4.0WAR

現時点では5年間で25.5WAR。単純計算で5年125Mだけ契約が消化されたとすると、1WARあたり4.9M。

 

 

3. マニー・マチャド (10年300M, 2019-2028)

 

 

4. アレックス・ロドリゲス (10年275M, 2008-2017)

2008 (32) 6.8WAR

2009 (33) 4.2WAR

2010 (34) 4.2WAR

2011 (35) 4.0WAR (99試合出場)

2012 (36) 2.2WAR

2013 (37) 0.3WAR

2014 (38) 出場なし

2015 (39) 2.9WAR

2016 (40) -1.2WAR (8/13に解雇)

2017 (41) 解雇

10年間合計で23.4WAR

 

…契約時32歳とはいえ、1WARあたり10Mを超えている。スタントンを見た後だとコスパ悪いなとしか思えない。

 

 

5. アレックス・ロドリゲス (10年252M, 2001-2010)

2001 (25) 8.3WAR

2002 (26) 8.8WAR

2003 (27) 8.4WAR

2004 (28) 7.6WAR

2005 (29) 9.4WAR

2006 (30) 4.5WAR

2007 (31) 9.4WAR → この直後にオプトアウト

7年間で56.4WAR。仮に総額の70%である176.4Mで計算すると、1WARあたり3.217M。バケモノだ。

 

 

6. ミゲル・カブレラ (8年248M, 2016-2025)

2016 (33) 4.7WAR

2017 (34) -0.8WAR

2018 (35) 0.6WAR

どちらかというとAロッド2度目の大型契約の匂いがする。詳しい計算は敢えてしない。

 

 

7. アルバート・プーホルス (10年240M, 2012-2021)

2012 (32) 4.8WAR

2013 (33) 1.5WAR

2014 (34) 4.0WAR

2015 (35) 3.0WAR

2016 (36) 1.3WAR

2017 (37) -1.8WAR

2018 (38) 0.5WAR

7年間合計13.3WAR

 

全盛期のカーディナルス時代を考えたら、ここ数年は特にDH専になりつつあり、寂しい数字。コスパを計算するのもやめておこう…

 

 

7. ロビンソン・カノー (10年240M, 2014-2023)

2014 (31) 6.4WAR

2015 (32) 3.4WAR

2016 (33) 7.3WAR

2017 (34) 3.4WAR

2018 (35) 3.2WAR

5年間で23.6WAR

ちょうど折り返し時点で23.6WAR。120Mだとおくと、1WARあたり5.08M。31歳からの契約の割にはそこまで悪くない数字か。

 

 

8. ジョーイ・ヴォットー (10年225M, 2014-2023)

2014 (30) 1.9WAR

2015 (31) 7.7WAR

2016 (32) 4.0WAR

2017 (33) 7.5WAR

2018 (34) 3.5WAR

5年間で24.5WAR

こちらもちょうど折り返し時点。1WARあたり4.59M。

 

 

9. デービッド・プライス (7年217M, 2016-2022)

2016 (30) 3.0WAR

2017 (31) 1.6WAR

2018 (32) 4.4WAR

3年間で9.0WAR

2017年の不調が響いており、ここまでを3年93Mと仮定すると1WARあたり10.33Mと、ちょっと割高。

30歳からの大型契約はそういうリスクあるよね…

 

 

10. クレイトン・カーショー (7年215M, 2014-2020)

2014 (26) 7.7WAR

2015 (27) 7.5WAR

2016 (28) 5.8WAR

2017 (29) 4.9WAR

2018 (30) 3.3WAR

5年間で29.1WAR 

こちらも単純計算で215Mの7分の5を計算すると、153.57M。1WARあたり5.27Mと、まあそれなりの成功か。しかしここ数年一気にWARが落ちてきているのが気になるなあ。

 

 

11. プリンス・フィールダー (9年214M, 2012-2020)

2012 (28) 4.7WAR

2013 (29) 1.8WAR

2014 (30) -0.2WAR

2015 (31) 1.8WAR

2016 (32) -1.4WAR

故障もあってか5年間で6.8WARしか残せず、引退。 

 

 

12. マックス・シャーザー (7年210M, 2015-2021)

2015 (30) 6.9WAR

2016 (31) 6.3WAR

2017 (32) 7.1WAR

2018 (33) 8.8WAR

4年間で29.0WAR

 

契約の7ぶんの4を消化したと考えると、4年分の120Mなので、1WARあたり4.137M。30歳からの契約でこの数字はすごいのではないだろうか。

 

 

13. ザック・グリンキー (6年206.5M,  2016-2021)

2016 (32) 2.3WAR

2017 (33) 6.1WAR

2018 (34) 4.2WAR

2016年の不調こそあれど、3年間で12.6WAR。ちょうど折り返し地点なので、103.25Mで12.6WAR。まあ悪くないのではないだろうか。

 

 

…ここまで見ると、大型契約の成功はどちらかというと、契約締結時の年齢が大きく影響している、と言い切っていい気がする。

Aロッドの25歳で締結した最初の大型契約は結果的に大型契約のなかでは最高のコスパとなっている。

そういうことを考えても、26歳で長期契約を結んだふたりに対する期待は大きい。