Tommyball

コンセプトは「スポーツ×○○」。スポーツに関連するいろいろなものを書いていきます。

オープン戦中盤で占う巨人のレギュラー争い

最近巨人ネタが多い気がするけどまあ良いでしょ。笑

オープン戦、昨日はソフトバンク相手に4-2で勝利。

山口俊が5回無失点と前回登板から立て直し、8回・9回は大江・吉川光夫の無失点リレー。

打つ方でも、岡本和真のタイムリーやゲレーロのホームランなど、打つべき人が打った印象。

キャッチャーやピッチャーについては、多少なりともプレビューしてきたが、今回は、ここまでそこまで触れてこなかった野手について、プレビューしていきたい。

 

 

<気になること>

① 坂本・丸の打順問題

2016年に.344でキャリアハイをマークしたかと思えば、2018年はそれを上回る.345を記録。巨人史上最強ショートと言っても過言ではない坂本勇人だが、これに昨年130のフォアボールと出塁率.468、39本塁打を記録した丸佳浩が加わった。

坂本自身、昨年の出塁率は.424でセ・リーグ4位。

4番の岡本和真が出塁率.394 (リーグ10位) だったため、巨人には昨年の出塁率トップ10が3人揃ったことになる。ちなむと、これはヤクルト (山田哲人.432、青木宣親.409、坂口智隆.406) と並んで最多タイ。

今更言うまでもないが、丸佳浩の加入で打線は文句なしに厚くなった

 

…で、だ。

4番サード・岡本の固定を原監督はすでに明言しているが、残る2人をどう使うかがミソになる。

 

前提として、1番打席が回る1・2番に優秀なバッターを置いた方が良い

また、3番だと、半分近い確率で、2アウトランナー無しで最初の打席を迎えることになる。

そんなこともあり、セイバーメトリクスでは1・2・4番に強打者を置くのが定説だ。特に、1・2番は出塁率高め、4番は長打力高め、というのが言われている。

メジャーでも、最強打者をこれまでの3番ではなく、2番に置くのが主流になりつつある。

ここまで考えたら、丸・坂本で1, 2番…と言いたいのはヤマヤマなのだが。

  • セ・リーグは9番投手の場合が多い、かつ、8番にキャッチャーが入ると、「自動で2アウト」となる打席が多い
  • 去年2番・セカンドを打っていた吉川尚輝・田中俊太を下位打線に置く場合の打線のバランス

この辺を考える必要がある。特に後者を考えてみると、

  1. 坂本勇人/丸佳浩
  2. 丸佳浩/坂本勇人
  3. ゲレーロ/ビヤヌエバ/亀井善行
  4. 岡本和真
  5. ビヤヌエバ/ゲレーロ/亀井善行
  6. 陽岱鋼or亀井善行or石川慎吾
  7. 吉川尚輝/田中俊太
  8. キャッチャー

 

…亀井善行3番というのが、チャンスでは期待できるし、必要に応じてチャンスメイクにも期待がかかるゆえ、一番良さそうだが、故障歴も多いベテランの彼が1シーズン通してレギュラーで出れるかは怪しい。昨年も後半はへばっていたように見えるし。

そうなると、ゲレーロかビヤヌエバが濃厚な気もするが、チャンスに弱いゲレーロと、最近当たっていないビヤヌエバである。計算ができない。

(超大穴オーダーとして、ゲレーロ→丸→坂本→岡本というのもありえるのだが…どのみち次の問題が出てくる。)

また、吉川尚輝・田中俊太は7番・セカンド (大城スタメン時は8番?) となるはずだが、この打順で今ひとつ彼らの機動力を活かせる気がしない

大城卓三がスタメンなら、8番で出てバントor盗塁→1番で返す…というシナリオもあり得そうだが、7番で出た場合、8番で送っても9番ピッチャー…という場合が大半かと思う。そうなると、大城の起用が前提となってしまうこのオーダーは、あまり現実的ではない気がする。坂本・丸・吉川尚 (田中俊) の機動力トリオを上位に固めるのが良さそうかなと。

 

で、1番が出塁してから、どうしても併殺のリスクもあるし、盗塁させたいときに左打者の方が有利 (一塁走者がキャッチャーの死角になる) というのもある。それを考えると2番・坂本はあまり戦略的には優れていない気がする。

また、打順別打率を見ても、今ひとつ…な気がする。まだ本調子じゃないだけあって、どの打順でも微妙な気がするけど。

 

坂本勇人

2/23 3番 2打数0安打1四球

2/24 3番 4打数0安打

3/2 3番 4打数1安打

3/3 3番 2打数1安打1四球

3/5 3番 3打数0安打

3番合計5試合 15打数2安打2四球 打率.133 出塁率.235

 

3/8 1番 4打数2安打1本塁打1打点

1番合計1試合 4打数2安打 打率.500 出塁率.500 長打率1.250

 

3/10 2番 2打数0安打

3/12 2番 3打数1安打1打点

2番合計2試合 5打数1安打 打率.200

 

…ちなむと、丸は2番だろうが3番だろうがバケモノのようなペースでフォアボールを選んでいるので、映える出塁率になっている。

 

丸佳浩

2/23 2番 2打数1安打1四球

2/24 2番 4打数0安打

3/2 2番 3打数2安打1打点1二塁打

3/3 2番 2打数0安打1四球

3/5 2番 2打数0安打1四球

2番合計5試合 13打数3安打3四球 打率.230 出塁率.375 長打率.307

 

3/8 3番 4打数2安打

3/10 3番 1打数0安打1四球

3/12 3番 2打数0安打1四球

3番合計3試合 7打数2安打2四球 打率.285 出塁率.444

 

長くなったがここまでをまとめると、坂本→吉川尚/田中俊→丸、または吉川尚/田中俊→丸→坂本、という並びが現実的か。

丸→吉川尚/田中俊→坂本という選択肢も、あるにはありそうだが、丸の長打力を考えると、ランナーをためて長打で一気に返す、というのができるぶん、長打力のある丸、そして次いで長打力のある坂本を後ろに置きたいのはある。ホームランのあとのヒットは、最悪1点しか入らないが、ヒットのあとのホームランは、確実に2点入るわけだ。

 

当然、これは1番候補の吉川尚輝、田中俊太の出塁率がある程度あり、機動力が発揮される前提だが…

現在吉川尚輝は出塁率.273 (打率と同じ)。3盗塁で失敗なしは素晴らしいが、出塁率.330くらいは欲しいところ。(昨年は打率.253、出塁率.304だったが…)

田中俊太は打率.200ながら出塁率.400、盗塁1失敗1。

この数字だけ見たら1番で使うなら俊太…という気もする。

 

 

② 激しい外野争い、開幕スタメンは誰の手に!?

センター・丸は固定されるはずだが、他は完全に競争。

ライトは陽岱鋼・亀井善行に石川慎吾を加えた3人が、レフトはゲレーロ・亀井善行・石川慎吾の争いか。

 

陽岱鋼

7試合 20打席18打数7安打 打率.389 1本塁打 1打点 2得点 2三振 1四球 1死球 4併殺打

出塁率.450 長打率.556 OPS1.006 得点圏.000 失策0

 

石川慎吾

8試合 19打席 16打数 6安打 打率.375 2二塁打 1打点 5得点 3三振 2四球 1死球

出塁率.474 長打率.500 OPS.974 得点圏1.000 失策0

 

亀井善行

8試合 20打席 20打数 5安打 打率.250 1二塁打 1打点 2得点 3三振
出塁率.250 長打率 .300 OPS .550 得点圏 .167 失策0

 

ゲレーロ

9試合 28打席 25打数 6安打 打率.240 1二塁打 2本塁打 4打点 2得点 9三振 2四球 1死球

出塁率.321長打率.520 OPS.841 得点圏.167 失策0

 

陽岱鋼は、打率こそ良いものの、オープン戦観戦時は併殺打を量産。また、。関西3試合で唯一見に行けなかった甲子園で2安打と、ムラっ気が気になる

石川慎吾は好調だ。ホームランはそこまでバンバン打つ選手ではないが、20本くらい打つポテンシャルはあるはず。本人も「打点を稼げる選手に」というコメントを発していたが、ここまでの最大の魅力は得点圏での勝負強さと、5得点が示すように、攻撃の起点となるチャンスメイク力だと思う。新生ジャイアンツの象徴として、開幕スタメンもこのままありえるのではないだろうか。

ゲレーロは、ここ数試合でホームランこそ出始めており、状態は上向いていると思わせてくれているが、相変わらずチャンスに弱いし、三振の数がハンパない。出塁率よりも三振率の方が高いとは。岡本和真をも上回るパンチ力があるだけに、それは魅力だが、下位打線でのびのび打ってもらうのが良さそう。

亀井善行は、まだ本調子ではなさそう。これが衰えの兆候とかでなければ、今はこれくらいでもいい。遅くとも夏場以降に、彼の力が必要になる場面が絶対やってくる。

 

なお、立岡宗一郎は、走塁ではいいところを見せているものの、出塁がそこまでできておらず、センターの控えとしては心許ないか。丸に万が一のことがあれば、陽岱鋼をセンターに回す布陣になるだろう。

 

立岡宗一郎

8試合12打席10打数1安打3得点1三振1四球1死球2盗塁1盗塁死 打率.100 出塁率.250 長打率.100 OPS.350 得点圏.000 失策0

 

 

③ 外国人枠はどうなる!?

ゲレーロ

9試合 28打席 25打数 6安打 打率.240 1二塁打 2本塁打 4打点 2得点 9三振 2四球 1死球

出塁率.321長打率.520 OPS.841 得点圏.167 失策0

ここ2試合で5打数2安打2本塁打

 

ビヤヌエバ

9試合 28打席 25打数 5安打 打率.200 0打点 1得点 三振4 四球3
出塁率.286 長打率.200 OPS.486 得点圏.000 失策2

ここ3試合で7打数0安打1四球

 

もう少し様子を見る必要はありそうだが、調子の上がってきたゲレーロと、長打が出ておらず、かつ状態も上がらないビヤヌエバ。ゲレーロは開幕一軍、下位打線で様子を見ることになりそうだ。

打線のことを考えて、開幕後数週間は様子を見るかも、と思っていたが、このまま三振だけが増えるようだと、開幕二軍スタートかも。

中島宏之は、スタメンだと正直不安なのだが…

 

中島宏之

スタメン時

2/23 8番・一塁 死球 一ゴロ

2/24 8番・一塁 三振 遊ゴロ 左安

3/2 8番・DH 三ゴロ 中飛

3/3 7番・一塁 遊ゴロ 三振 中安

3/5 8番・DH 右飛 三ゴロ 四球

3/8 8番・一塁 遊ゴロ 一ゴロ 三ゴロ 左安

3/10 6番・一塁 遊ゴロ 中安

 

途中出場後最初の打席

3/9 代打 左安 三振

3/12 守備から出場 左安 二飛

 

④ 結局正捕手はどうなるの!?

また細かく考察したいが、オープン戦好調な大城を考えると、現時点では、こんな起用な気がする。

  • 先発投手が菅野・山口→小林誠司
  • 先発投手が今村→炭谷銀仁朗
  • その他先発投手→大城卓三

阿部慎之助の離脱があったので、この3人が開幕一軍だろう。

 

 

<予想デプス・チャート>

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<予想開幕スタメン>

ここまでを踏まえると、開幕スタメンはこんな感じか。ただ、上記の通り、ビヤヌエバに残された時間は長くない。

 

  1. (二) 吉川尚輝
  2. (中) 丸佳浩
  3. (遊) 坂本勇人
  4. (三) 岡本和真
  5. (左) アレックス・ゲレーロ
  6. (一) クリスチャン・ビヤヌエバ
  7. (右) 石川慎吾
  8. (捕) 小林誠司
  9. (投) 菅野智之