Tommyball

コンセプトは「スポーツ×○○」。スポーツに関連するいろいろなものを書いていきます。

オープン戦中盤で占う巨人の投手陣

昨日野手編を観たところで、今日は投手編。

 

 

先発投手

#18 菅野智之

4試合4先発 1QS 0勝2敗 勝率.000

15回 打者61 被安打13 被本塁打2 奪三振16 奪三振率9.60

与四球2 与死球0 暴投2 ボーク0 失点8 自責点7 防御率4.20

被打率.220 K/BB8.00 WHIP1.00

 

ここまではらしからぬ数字が並ぶが、炭谷銀仁朗と組むと露骨に数字が悪くなる、という現象が発生してい…たのだが、ソフトバンク戦では5回までパーフェクトピッチングを含む、6回無失点で一気に立て直した。特に、小林誠司とのバッテリー時は8イニング連続パーフェクトという出だしになった。

この中でも、K/BBが8.00と、ぶっちぎりの数字。フォアボール1個出す間に三振を8個奪っている計算になる。被打率も.220、WHIPも1.00まで戻してきた。

実績、実力とも文句をつける人はいないはず。文句なしで開幕投手だろうが、バッテリーは誰と組むことになるだろうか。「エースなら誰と組んでも…」とはいうものの、最高の食材の調理は、その食材を知り尽くした、最高のシェフに任せたほうがいいに決まっている。そしてそれがソフトバンク戦でも証明されたように思う。

 

 

#42 CC・メルセデス

3試合2先発 1勝1敗 勝率.500

11回 打者47 被安打17 被本塁打1 奪三振8 奪三振率6.55

与四球2 与死球0 暴投0 ボーク0 失点5 自責点5 防御率4.09

被打率.378 K/BB4.00 WHIP1.73

 

ここまでは防御率4.09と平凡。ただ、彼も炭谷銀仁朗と組んだ時に3回4失点と炎上した影響が大きい。K/BB4.00はさすがだが、WHIP1.73、被打率.378など、昨年ほどの安定感は見えていない。

 

 

#45 今村信貴

3試合1先発 1勝0敗 勝率1.000

10回 打者43 被安打9 被本塁打1 奪三振7 奪三振率6.30

与四球4 与死球1 暴投0 ボーク0 失点4 自責点4 防御率3.60

被打率.237 K/BB1.75 WHIP1.30

 

菅野、メルセデスが炭谷銀仁朗と組んで数字を落とす中で、炭谷銀仁朗と組んで未だ無失点。内容的にも、被打率.237は素晴らしいが、それでもWHIPが1.30と平凡なのは、四球率 (BB/9) が3.60と、菅野・メルセデスの倍近いためか。開幕までにコントロールはなんとかしたいところ。

 

 

#28 田口麗斗

1試合1先発 0勝0敗 勝率N/A

3回 打者14 被安打5 被本塁打0 奪三振2 奪三振率6.00

与四球0 与死球0 暴投0 ボーク0 失点1 自責点1 防御率3.00

被打率.357 K/BB N/A WHIP1.67

 

侍ジャパンでは、日曜日に1イニングを投げ、被安打2ながら奪三振1、無失点に抑えた。オープン戦はまだ1試合登板。内容的にはソツがないが…

 

 

#11 山口俊

2試合2先発 0勝1敗 勝率.000

10回 打者35 被安打7 被本塁打2 奪三振9 奪三振率8.10

与四球2 与死球0 暴投0 ボーク0 失点4 自責点4 防御率3.60

被打率.212 K/BB4.50 WHIP0.90

 

広島戦では5回4失点と荒れ、ソフトバンク戦では5回無失点と立て直した。炎上かHQSか、というのは昨年も結構そういうところがあった気がする。

内容的には、被打率.212、K/BBは菅野に次ぐ4.50、WHIPは驚異の0.90だけに、本塁打にさえ気をつければ、大活躍の1年も期待できるかもしれない。

ちなむと、2試合とも、キャッチャーは小林なのだが、このまま小林と組ませる予定なのだろうか。

 

 

#12 高橋優貴

1試合1先発 0勝1敗 勝率.000

4回 打者17 被安打4 被本塁打0 奪三振3 奪三振率6.75

与四球2 与死球0 暴投0 ボーク0 失点3 自責点1 防御率2.25

被打率.267 K/BB1.50 WHIP1.50

 

3/6の二軍戦では、5回を5安打6奪三振1失点に抑えた。4四死球が今後の課題か。

昨日は4回3失点で敗戦投手ながら、エラーによる2得点があったため、自責点は1。被打率も.267と、最初の登板としてはそこそこだが、2イニングに1回フォアボールが出ると厳しいものがある。

 

 

#23 野上亮磨

2試合0先発 0勝0敗 勝率N/A

5回 打者19 被安打5 被本塁打2 奪三振4 奪三振率7.20

与四球0 与死球0 暴投0 ボーク0 失点2 自責点2 防御率3.60

被打率.263 K/BB N/A WHIP1.00

 

3/9の二軍戦に登板。5回無失点で、被安打4、奪三振3、四死球なし。

オープン戦5イニング四死球なしの奪三振4は素晴らしい数字。被打率も.263と安定しているが、2試合で2被本塁打はまずい。

 

 

#42 テイラー・ヤングマン

2軍では3/10のオープン戦に登板。4回を被安打1四死球1で無失点に抑え、5奪三振。枠の問題もあるが早く1軍で見たい選手だ。

 

 

#15 澤村拓一

1試合0先発 1勝0敗 勝率1.000

1回 打者5 被安打1 被本塁打1 奪三振1 奪三振率9.00

与四球2 与死球0 暴投0 ボーク0 失点1 自責点1 防御率9.00

被打率.333 K/BB0.50 WHIP3.00

 

オープン戦で中継ぎ登板し、同点本塁打を献上した後、先発転向のため2軍調整に。5年ぶりの先発はどうなるか。

僕自身、9年ぶりに東京ドームで観た巨人戦は、CSで澤村が先発した試合、実は現時点では彼の最後の先発登板になっているが…その試合は、澤村も打たれ、最後はデッドボールまで与えて危険球退場になるなど、決していい試合ではなかったのは事実だ。

 

 

#21 岩隈久志

2軍でも登板なし。この辺は織り込み済みだろう。どこかで登板機会があればいいなとは思うが。

 

 

#31 畠世周

3/6の二軍戦では、2番手として4回を被安打3四死球1の6奪三振の無失点。3軍でも抑えているようだが、そこで投げているべき選手ではない。

 

 

#17 大竹寛

2軍でも登板なし。この選手も、そろそろ終わりか。

 

 

中継ぎ・抑え投手

#24 ライアン・クック

2試合  交代完了0 0勝0敗 0H 0HP 0セーブ 勝率N/A

2回 打者9 被安打2 被本塁打1 奪三振0 奪三振率0.00

与四球1 与死球1 暴投0 ボーク0 失点3 自責点3 防御率13.50

被打率.400 K/BB 0.00 WHIP1.50

 

3/9の二軍戦に登板、1回1失点。奪三振1ながら、被安打、四死球ともに2など乱調気味。

1軍ではパーフェクトに抑えるデビューだったが、2軍での内容はちょっと不安が残る。と書いてたら、1軍2試合目の今日は散々だった。これは開幕二軍もあり得るレベル。

とはいえ、彼以外に9回を託せる候補がいるかというと…若手に任せるのはちょっとまだ早いかなという気もするし…

自分は岡本和真が4番に入った時も「まだ早くない!?」と言っていたので、今回もそれが杞憂に終わることを願ってはいるが、未知数な選手に重要なポジションを託すのはそれはそれでリスクが大きいな、とも思う。

 

 

#29 鍬原拓也

2試合 交代完了1 0勝0敗 0H 0HP 0セーブ 勝率N/A

1 2/3回 打者11 被安打5 被本塁打2 奪三振1 奪三振率5.40

与四球0 与死球0 暴投0 ボーク0 失点4 自責点4 防御率21.60

被打率.455 K/BB N/A WHIP3.00

 

ちょっと総じて内容が悪い。2軍で経験を積んで数字が良くなってきたら、いい戦力になるとは思うのだけど…

 

 

#30 宮國椋丞

3試合  交代完了1 0勝0敗 0H 0HP 0セーブ 勝率 N/A

4回 打者14 被安打1 被本塁打1 奪三振1 奪三振率2.25

与四球1 与死球0 暴投0 ボーク0 失点1 自責点1 防御率2.25

被打率.077 K/BB1.00 WHIP0.50

 

3/2の二軍戦では、1回を被安打1、四死球1。暴投で2失点。奪三振はなかった。

オリックス戦でホームランを打たれたものの、失点はそれだけ。甲子園ではイニングをまたいで無失点に抑えるなど、数字以上に印象が良いのは、被打率.077、WHIP0.50という、ランナーの少なさゆえか。

 

 

#35 桜井俊貴

4試合 交代完了3 0勝0敗 0H 0HP 1セーブ 勝率 N/A

4回 打者16 被安打3 被本塁打0 奪三振2 奪三振率4.50

与四球1 与死球0 暴投0 ボーク0 失点1 自責点1 防御率2.25

被打率.200 K/BB2.00 WHIP1.00

 

嬉しい誤算オブ・ザ・イヤー候補。ドラ1ながら、ここまでほとんど数字を残せずいたが、ここまでは文句のつけようがない内容。開幕一軍はほぼ当確、もしかしたら勝ちパターン入りもありえるか。

昨年の重信・今村・俊太に続き、同い年の選手の活躍は嬉しい。

 

 

#37 田原誠次

2試合 交代完了0 0勝0敗 0H 0HP 0セーブ 勝率 N/A
2回 打者10 被安打3 被本塁打0 奪三振1 奪三振率4.50
与四球0 与死球1 暴投0 ボーク0
失点2 自責点2 防御率9.00
被打率.333 K/BB N/A WHIP1.50

 

2016年は143試合中128試合で肩を作るなど、ここ数年、巨人のブルペンを支えている選手だが、ここまでは勝ちパターンには割って入れていない。

オープン戦も最初の登板で2失点するなど、不運もある。一軍は堅い気はするが、ここ数年崩壊気味の勝ちパターンにそろそろ殴り込めるか。

 

 

#41 中川皓太

2試合 交代完了0 0勝0敗 0H 0HP 0セーブ 勝率N/A
3回 打者9 被安打1 被本塁打0 奪三振4 奪三振率12.00
与四球0 与死球0 暴投0 ボーク0 失点0 自責点0 防御率0.00
被打率.111 K/BB N/A WHIP0.33

 

3/2の二軍戦でも2回を無失点に抑えていた。この時は奪三振なしながら、被安打1、四死球1とうまく相手を抑えている。

嬉しい誤算オブ・ザ・イヤー候補その2。ここまでは、一軍で投げることはあっても、打たれていた印象があるが、今年のオープン戦では良さそう。特に3イニングで出したランナーは1人だけ、4奪三振に対してフォアボールなし、というあたりが好印象。

スポナビによれば、昨年8月以降は防御率3.00だったが何かを掴んだか。

 

 

#47 吉川光夫

4試合 交代完了2 1勝0敗 0H 1HP 1セーブ 勝率1.000

4回 打者12 被安打0 被本塁打0 奪三振7 奪三振率15.75

与四球0 与死球0 暴投0 ボーク0 失点0 自責点0

被打率.000 K/BB N/A WHIP0.00

 

3/9の二軍戦に登板。1回を被安打1奪三振1、四死球なしで無失点に抑えた。

嬉しい誤算オブ・ザ・イヤー候補その3。先発では5回投げるのがやっとの投手、という印象だったが今年から中継ぎ専任になると、見違えるような投球。

オープン戦4試合、ここまで1人のランナーも許さず、1イニングに1.75個三振を奪うペース。こないだFIPを計算したら補正値をかけてもマイナスになってびっくりしたが、ここまでの内容は飛び抜けている。勝ちパターン入りは間違いなく、クックが不安となりつつある今、9回を任される可能性も高くなっている。唯一の懸念は、中継ぎで1年やったことがないゆえの、シーズン途中でのガス欠くらいか。

 

 

#50 戸根千明

3試合 交代完了2 0勝0敗 0H 0HP 0セーブ 勝率 N/A
3回 打者11 被安打2 被本塁打0 奪三振1 奪三振率3.00
与四球0 与死球0 暴投0 ボーク0 失点0 自責点0 防御率0.00
被打率.182 K/BB N/A WHIP0.67

 

こちらも嬉しいサプライズになりつつある。

被打率、WHIPとも申し分なし。また、荒れ球の印象があったが、ここまでは打たせてとるピッチング。

原政権1年目から、そこそこ一軍で投げてはいたものの、昨年はフェードアウト、一軍登板なしに終わっただけに、復活に期待がかかる。

 

 

#57 高木京介

2試合 交代完了0 2勝0敗 0H 2HP 0セーブ 勝率1.000

3回 打者12 被安打4 被本塁打1 奪三振2 奪三振率6.00

与四球1 与死球0 暴投0 ボーク0 失点2 自責点2 防御率6.00
被打率 .364 K/BB 2.00 WHIP 1.67

 

3/9の二軍戦に登板。1回1失点で、被安打2四死球1、奪三振なし。

久々の一軍登板で甲斐キャノンに同点ツーランを食らい、山口俊の勝ち星を消してしまった。結果的に、その試合はその2失点のみだっただけに印象も悪いが、中1日で投げたソフトバンク戦では、0-0の同点で、ピンチを抑えて1回無失点。その次の攻撃で巨人が (ソフトバンクの自滅もあり) 勝ち越し、そのもま2戦2勝となった。山口鉄也もびっくりの勝ち運である。内容的には、被打率.363、WHIP1.67で、ヒヤヒヤさせながらも、なんだかんだ抑える劇場型の匂いがする。一軍二軍の境界線上にいる気がする。

 

 

#58 坂本工宜

4試合 交代完了0 0勝0敗 0H 0HP 0セーブ 勝率 N/A

6 1/3回 打者20 被安打4 被本塁打0 奪三振7 奪三振率 9.95

与四球0 与死球0 暴投0 ボーク0 失点0 自責点0 防御率0.00
被打率.200 K/BB N/A WHIP0.63

 

嬉しい誤算オブ・ザ・イヤー候補その4。支配下登録から、圧倒的な内容で、ここまで1点も許さず。彼もまた開幕一軍当確、もしかしたら勝ちパターン入りだろう。

 

 

#64 大江竜聖

4試合 交代完了2 0勝0敗 0ホールド 0HP 2セーブ 勝率 N/A
4回 打者12 被安打0 被本塁打0 奪三振4 奪三振率9.00

与四球0 与死球0 暴投0 ボーク0 失点0 自責点0
被打率.000 K/BB N/A WHIP0.00

 

嬉しい誤算オブ・ザ・イヤー候補その5。キャンプから29人連続凡退、完全試合を達成した。これはもう勝ちパターン候補といっても差し支えないはずだ。

 

 

#19 上原浩治

3/9の二軍戦に登板。1回を無失点に抑え、被安打四死球ともになし、ただし奪三振もなかった。手術後だけに、大事をとりながら、復活が待たれる。

 

 

#20 スコット・マシソン

ウイルス性の疾患で来日が遅れた。昨年までを含め、現時点で唯一勝ちパターンで実績のある投手なだけに、ゆっくりと、しっかり状態を上げてほしい。

 

 

#40 谷岡竜平

今のところは一軍・二軍では出番なし。昨年まではそこそこ投げていた印象だが、監督の交代がどう影響するか。

 

 

#48 池田駿

同上。今のところは一軍・二軍では出番なし。昨年まではそこそこ投げていた印象だが、監督の交代がどう影響するか。

 

 

 

所感・予想開幕メンバー

先発投手については、菅野・山口は確定、甲子園で好投した今村、侍ジャパン選出の田口もほぼ確定だろうか。

残る2枠は、メルセデスもしくはヤングマン、もしくはその両方か。ビヤヌエバが2軍降格となれば、2人がどちらもローテーション入りというのはあり得る。外国人枠次第では、どちらかが2軍になるが、ここまでの起用を見る限り、メルセデスがその場合は一軍に残るだろうか。そして高橋優貴、野上亮磨あたりがその最後のひと枠を狙う。

 

中継ぎは、吉川光夫・大江・坂本工は堅いか。

宮國、中川、桜井あたりも固いが、クックが不安、マシソンが出遅れた今、守護神をどうするかは、大きな問題になりそう。個人的には、オープン戦ここまでパーフェクトの吉川光夫、大江竜聖のどちらかが守護神になる可能性は十分にあると思う。

7回以前も、ここまでは、坂本工や中川、桜井を中心とした若手のアピールだけでなく、実績のある宮國・田原らもおり、オフシーズンずっと不安だったブルペンは、一気に期待のポジションになった。

 

外国人枠は、ヤングマン・メルセデスの先発ふたりが一軍の可能性が、当面はたかそうか。