Tommyball

コンセプトは「スポーツ×○○」。スポーツに関連するいろいろなものを書いていきます。

「我慢できないチェルシー」は結局すべてをダメにする

いや、ほんとうに、あのね、もう。ありえないです。

 

チャンピオンズリーグではないにせよ、ヨーロッパリーグという、欧州タイトルのかかるファイナルを前にしたチャリティ・マッチという時点ですでに茶番なのだけど、
懸念していた事項が現実になってしまった。

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ロフタス=チークは、強烈なフィジカルを活かしながら、シーズン序盤はヨーロッパリーグでハットトリックを決めるなど、完全にトップチームの戦力になり、怪我もあったものの、終盤は待望のレギュラー定着。アカデミー選手がレギュラー定着するのはいったいいつ以来だ、というレベル。
すでにセンターバックのリュディガーと、前線のハドソン=オドイが離脱している現状、ロフタス=チークまで痛すぎる離脱となった。

 

ヨーロッパリーグの準決勝第2レグは、延長戦を戦い、PK戦までもつれた。
リーグ最終節のレスター戦でも、普段は見られないようなミスが出るなど、疲労が見られていたが…

その中で、ほとんど間を開けず、チャリティ・マッチである。 

article.auone.jp

サッリ監督が不満を漏らすのも無理はない。
レギュラーだったリュディガー、18歳ながらレギュラー定着しつつあったハドソン=オドイらが離脱。カンテも決勝まで復帰できない、という野戦病院状態のチェルシー。
過密日程が続いた中で、ヨーロッパリーグ決勝までの時間は、貴重な休養の時間でもあり、レギュラー選手は少しでも休ませたいに決まっている。

決勝を捨てたかのようなこのタイミングで、フロントは何を考えているんだというレベルである。

 

このタイミングで、こういうリスクがあると承知の上でチャリティをやり、案の定その結果、本番ともいえるファイナルの戦力を削られては、こう皮肉るのが精いっぱいである。

 

そんでもってこのニュース。

www.soccer-king.jp

web.ultra-soccer.jp

www.excite.co.jp

 

ふざけてんのかと。

 

確かに、過去エントリでサッリに対して文句を言ったことはある (詳細下記) のだが、今回に限って言えば、そういう問題ではない。

アーセナル戦にアウェイで0-2で敗れ、サッリが「メンタルの問題。このチームはモチベーションを高めるのが難しい」と言い放ったときには、「メンタリティだけなのか?サッリ本人も柔軟性が必用なのではないか」という要旨で書いた。

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その後も、ボーンマス戦に0-4で、マンCには0-6で敗れるなど、アウェイでの苦戦が続く。プランBはないと言い切るサッリに未来はないと、覚悟を決めていたのだが…

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結果的にはカラバオ・カップ決勝では偽9番を使ってマンCと善戦し…

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ウルバーハンプトンとのリーグ戦では、愛弟子・ジョルジーニョを下げて4-2-4にして同点ゴールをもぎとるなど、気づけばプランBもCもあるくらいの状況になっていた。

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シーズン途中、ジョルジーニョの守備への批判や、ハドソン=オドイ、ロフタス=チークを使え!という外野の声が途切れなかったが、ジョルジーニョの守備は劇的に改善し、ハドソン=オドイ、ロフタス=チークともレギュラー定着寸前までいった。

何より、シーズン中の報道で、続投の条件として求められていたCL出場権は確保したわけで、今更解任するのは疑問符が残る。

理由としては3つくらいあるだろうか。

① サッリ・ボールは定着に時間がかかると最初から分かっていたし、解任するならマンCに0-6で敗れた時点で解任すべきだった

② 若手の定着を図るならこそサッリ政権に託すべき

③ レジェンドを監督にするには最悪のタイミング

 

①について。「サッリボールの浸透には時間がかかる」ことは、前々から言われていたことだろう。それに、今のチェルシーは、サッリ・ボールではなく、コンテ・ボールに合わせて呼ばれた選手が多い。その辺も考慮する必要があるだろう。

news.goo.ne.jp

また、アーセナル→ボーンマスのアウェイ2連敗、それにマンC戦の0-6の、大敗というよりはリンチに近いあの試合でも解任しなかったのである。あのタイミング以上に解任すべきというファンの声があっただろうか
今は、「CLも確保したし、どうせならサッリ2年目に賭けてみよう」というファンのほうが多いのではないだろうか。

 

②は、言うまでもない。アカデミー出身の選手がレギュラー定着なんて、いつ以来だろうか。(2度目)

サポーターの声に屈したという解釈もできるとは思うが、ロフタス=チーク、ハドソン=オドイを、序盤はELのグループステージなどで、上手に起用していたのは紛れもなくこのサッリだ。

補強禁止のリスクがある現状、ローンバックとなる若手選手でやりくりするのであれば、なおさら彼に託していいのではないだろうか。

 

③が、今回のメインの主張ともいえる。

サッリ解任、後任はフランク・ランパードという声が多いが、ロベルト・ディ・マッテオのことを覚えているだろうか。

監督代行として、チャンピオンズリーグ優勝を達成しながら、その後半年もせず解任

同じことがランパードにされるのであれば、おそらくサポーターは黙っていないだろう。

それに、補強禁止のリスクがある現状だ (大事なことなので2度ry

少なくとも、CASの判決が出る6月~7月までの補強は、確実にできない状況である。この間に、監督が望む戦力が補強できないというのは、否定の仕様がない。

本人の望む戦力を取れない状況で、監督をやらせ、結果が出なければ即解任。これがレジェンドに対する扱いか?

 

 

ファンとの関係がどうとか、正直どうでもいい。
「『浸透に時間がかかる』戦術の浸透に我慢できないフロント」というレッテルを張られるのは間違いないし、そうなったら誰も監督なんて引き受けてくれなくなるだろう。
何より、クラブのレジェンドを、この中途半端な状態で呼んで、 レジェンドの顔に泥を塗ることになるほうが地獄だ

 

さあ、どうなるチェルシー。

仮にアザール流出、補強禁止が確定、ランパード結果出せず解任なんてなったらファンをやめる。それくらいの気持ちで成り行きを見守ろうと思う。