Tommyball

コンセプトは「スポーツ×○○」。スポーツに関連するいろいろなものを書いていきます。

FIPで見る交流戦までのプロ野球

オープン戦のときに、こんな記事を書いたのだが、交流戦が終わったタイミングで、12球団全体で見てみることとする。

 

以下、当時のエントリーよりFIPについて再掲。

FIPは、基本的に本塁打、奪三振、四死球という、守備に影響されない成績で評価をしよう、というコンセプトで、リーグ全体の数字をうけた補正値が入る。 

で、現在の数字は、

リーグ全体の防御率: 3.8840

与四球: 2984

与死球: 301

故意四球: 146

被本塁打: 865

奪三振: 6460

投球回: 7665 1/3

 

で、リーグ全体の補正値は、

リーグ全体の防御率-{13×被本塁打+3×(与四球+与死球-敬遠)-2×奪三振}÷投球回

で計算されるため、2.87398となる。この辺はExcelを信じることにしよう(小声

 

これを考慮して、FIPを計算する。FIPは、

{13×被本塁打+3×(与四球+与死球-敬遠)-2×奪三振}÷投球回数+リーグ補正値

で計算されるので、各球団ごとにFIPを算出する。

 

 

 

 

ライオンズ

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ホークス

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ファイターズ

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バファローズ

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マリーンズ

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イーグルス

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カープ

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スワローズ

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ジャイアンツ

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ベイスターズ

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ドラゴンズ

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タイガース

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規定投球回以上

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各球団の消化試合数が若干異なるが、ここでは便宜上、試合消化が最も少ない巨人の69試合に合わせて、69イニング以上投げている投手を抽出。FIP-防御率をとってみると、その値が最も大きい3人は…

  1. 高橋礼 (ソフトバンク; 1.338, FIP4.207, 防御率2.870)
  2. 青柳晃洋 (阪神; 1.312, FIP4.174, 防御率2.862)
  3. 榊原翼 (オリックス; 1.297, FIP3.832, 防御率2.535)

そして次点で広島・床田 (FIP4.598, 防御率3.316で差は1.282) が入り、ここまでの4人が、FIPが防御率より1点以上高い選手。

この辺の選手は、三振・四球・本塁打以外のプレーで助けられている部分も多いということになる。

逆に、ヤクルトの2人、小川泰弘と原樹里が、FIPが大幅に防御率を下回っている。

  • 小川泰弘 FIP3.740 防御率4.858 (-1.118)
  • 原樹里 FIP4.023 防御率4.865 (-0.842)

規定投球回越えの投手で、ほかにFIPが防御率を0.5点以上下回ったのは、楽天・美馬 (FIP3.975, 防御率4.565で-0.590) のみで、ロッテ・二木が0.48 (FIP3.293, 防御率3.773) というくらい。

この辺の選手たちは、このままの内容を維持すれば、後半戦に盛り返すことも期待できる。

 

主なリリーフ投手

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69試合消化が最小なので、キリよく、30試合以上の投手で抽出してみる。

当然、こういう統計的な数字は、サンプル数 (=投球回数) が少ないほど、ノイズ的な結果が多くなるので、より投球回数の少ないリリーフ投手は、FIPと防御率のばらつきが大きい投手もちらほらと出てくる。

特に、防御率が、FIPを1点以上上回っているのが、以下の5人。

  • 近藤大亮 (オリックス; FIP2.329 防御率3.375 差1.046)
  • 酒居知史 (ロッテ; FIP2.565 防御率4.175 差1.611)
  • 梅野雄吾 (ヤクルト; FIP3.276 防御率4.454 差1.178)
  • マクガフ (ヤクルト; FIP2.199 防御率3.375 差1.176)
  • 守屋功輝 (阪神; FIP3.048 防御率4.081 差1.033)

先発では防御率-FIPが1点以上だったのは小川ただ一人であったことを考えると、ある程度投球回が重なると、この辺の数字が落ち着いてくるはず。それも、本来の実力を示す、FIPのほうに…

逆に、リリーフ投手では、防御率がFIPを大きく上回る場合が少なく、差が1点以上ついているのは、広島・レグナルトのみ。それも、FIP2.365に対して防御率が0.482。なんと1.883もの差があるという状況だ。

 

この辺の選手たちは、ちょっとした運にも左右されて、防御率が必要以上に跳ね上がっている / 低下している可能性がある。後半戦でどうなるか、成り行きを見守りたいところだ。