Tommyball

コンセプトは「スポーツ×○○」。スポーツに関連するいろいろなものを書いていきます。

トップ・プロスペクトと言われる男たちのプレッシャーを考える

先日、ダ・ゾーンでブルージェイズ戦をBGMに作業していたのだが、ふと、思い切り若返ったブルージェイズ打線に衝撃を受けてしまった。

2番にかのヴラディミール・ゲレーロ・ジュニア、3番には元DeNAのグリエルの弟であるルルデス・グリエル・ジュニア、4番には殿堂入り選手であるグレッグ・ビジオの息子であるギャバン・ビジオ。いわゆる「プロスペクト」たちが、順調にMLBに昇格し、チャンスをつかんでいる。

特に、ゲレーロJr.は、過去エントリーでもちょっとだけ触れたが、久しぶりの生え抜きスラッガー (下手したらカルロス・デルガド以来) となりそうな選手だ。

 

しかし、トップ・プロスペクトといわれる人たちにも、パッとしなかった選手もいる。特に2000年代後半〜2010年代初頭のブルージェイズにはそんな選手が多かった印象だ。正直。

 

そこで、毎年「今年のトップ・プロスペクト」を発表しているBaseball Americaのランキングから、ここ20年以内 (1999年~2019年) に、MLB全体でランクインした「トップ・プロスペクト」のみ選定し、彼らがどうなったかを見ていこう。

 

〜トップ・プロスペクトだった男たち〜

 

 

Roy Halladay

  • 1997年1位 (MLB全体で23位)
  • 1999年1位 (MLB全体で12位)

1995年ドラフト1巡目指名 (全体17位)

通算 (16年): 416登板203勝105敗1セーブ 防御率3.38 投球回2749 1/3 奪三振2117 与四球592 WHIP1.178 WAR65.4

うちトロント (12年): 313登板148勝76敗1セーブ 防御率3.43 投球回2046 2/3 奪三振1495 与四球455 WHIP1.198 WAR48.4

2019年殿堂入り, トロント時代の背番号32は永久欠番

画像ハラデイの人キレのあるシンカーを活かした打たせて取るピッチングと、高い完投力で、2000年代のブルージェイズを支え続けた、説明不要の大投手。ヤンキースや、レッドソックス全盛で、ずっと3番手だったブルージェイズの中で、数少ない「トップの中のトップクラス」と言える選手だった。5日に1回のハラデイ登板日は、安心したものである。
イニングを食う能力だけでなく、200勝超えながらも、敗戦数は100をわずかに超える程度と、負けない投手 (通算勝率65.9%) でもあったのは特筆すべきだと思う。特に、当時のブルージェイズは決して強豪ではなかったことを考えると、なおさらこの数字に価値が出る。

2009年オフに、残り1年となった契約や、本人の「勝てるチームへ行きたい」という希望を考慮し、フィリーズにトレード。その翌年には完全試合と、プレーオフ初登板でのノーヒットノーランを達成。ブルージェイズだけでなく、フィリーズでもレジェンドとなった。どの程度レジェンドかって?今年フィリーズに移籍したブライス・ハーパーが、「フィラデルフィアの34番はハラデイの背番号だ」と、背番号を3に変更したくらい。

それにしても、ハラデイのトレード相手は、カイル・ドレイベック、トラビス・ドアーノウ、マイケル・ウォラス (後にトレード2回を経てブルージェイズはアンソニー・ゴースを獲得) と、これまた有望株ばかりだったのだが、彼らがこのリストの下の方に出てくることも、ハラデイが長きにわたってチームに貢献し続けた裏返しであるといえよう。実際、12年間にもわたって、毎年のようにコンスタントにWAR4近くを稼ぐ選手なんて早々出てこないのが当然である。

本当に、あの飛行機事故だけが残念だった。

 

 

 

Billy Koch

  • 1999年2位 (MLB全体で33位)

1993年ドラフト4巡目指名 (ニューヨーク・メッツ; 契約せず大学進学)

1996年ドラフト1巡目指名 (全体4位)

通算 (6年): 379登板29勝25敗163セーブ 防御率3.89 投球回407 1/3 奪三振357 与四球191 WHIP1.399 WAR5.5

うちトロント (3年): 193登板11勝13敗 防御率3.57 投球回211 2/3 奪三振172 与四球81 WHIP1.337 WR4.3

1999年から3年間、クローザーとしてブルージェイズのブルペンを支えた投手。英語版Wikipediaには「良い日は圧倒的な投球を見せたが、悪い日はコントロールに苦しんだ」とあり、実際BB/9は4.2→2.1→4.3と推移している。制球に引っ張られるように、1999年は56試合で防御率3.39、2000年は68試合で防御率2.63、2001年は69試合で防御率4.80だった。3年間で31セーブ→33セーブ→36セーブと、守護神としてはまあ十分な数字、ともいえるが…

2001年の終わりにはエリック・ハンスキー、ジャスティン・ミラーとのトレードでオークランド・アスレチックスへ移籍。ヒンスキーが新人王を取るほどの活躍をしたことを考えると、3年間クローザーとして十分な活躍をし、トレード相手が新人王を取ったという十分すぎる貢献だったと言えるだろう。

 

 

Felipe Lopez

  • 1999年3位 (MLB全体で67位)
  • 2000年2位 (MLB全体で38位)
  • 2001年2位 (MLB全体で32位)

1998年ドラフト1巡目指名 (全体8位)

通算 (11年): 1185試合 4337打数1145安打 .264 90本塁打 439打点 124盗塁 出塁率.333 長打率.391 OPS.724 WAR7.4

うちトロント (2年): 134試合 459打数110安打 .240 13本塁打 57打点 9盗塁 出塁率.293 長打率.399 OPS .692 WAR0.5

 

ブルージェイズの二遊間を担う選手…だったはずだが、2001年のメジャーデビュー後、2002年のオフにはトレードされる。2001年は49試合で.260 5HR, 2002年は85試合で.227 8HRと、打撃がいまひとつだったこともあるだろうが…

結局、その後、シンシナティで3年を過ごした後は、毎年のようにシーズン中盤にトレードされ、オフには別のチームに移籍…という勢いで、8チームを渡り歩く。

シーズンでは、3割到達は1度、20HR到達は1度という数字ながらも、11年間メジャーでプレーし続け、見事に1000安打打つ名選手となった。

 

 

Vernon Wells

  • 1999年5位 (MLB全体で69位)
  • 2000年1位 (MLB全体で4位)
  • 2001年1位 (MLB全体で12位)

1997年ドラフト1巡目指名 (全体5位)

通算 (15年): 1731試合 6642打数1794安打 .270 270本塁打 958打点 109盗塁 出塁率.319 長打率.459 OPS.778 WAR28.5

うちトロント (12年): 1393試合 5470打数1529安打 .280 223本塁打 813打点 90盗塁 出塁率.329 長打率.475 OPS .804 WAR28.7

 

アベレージ、パワー、走塁、肩、守備。文字通り5ツールプレイヤーだった外野手。ハラデイが投手の顔なら、ウェルズが野手の顔。2002年に初めて100試合を超える、159試合に出場し、23本塁打100打点でレギュラー定着を果たすと、翌2003年には.317 33本117打点と、完全に主力として覚醒。イチローを上回る215本のヒットを放ち、最多安打のタイトルを獲得。この年の49二塁打もリーグトップだった。

2004年こそ少し数字を落としたものの、2005年には.269 28本97打点、2006年には.303 32本106打点と、自己最多の17盗塁も併せて完全復活。このオフに契約した7年126Mという超大型契約後、2007年には.245 16本塁打と成績を落とし、2008年こそ3割をマークするも、故障もあり108試合出場にとどまった。その翌年もパッとせず。

そんな中で、2010年には.273ながら4年ぶりの30本塁打をマークし、プチ復活すると、その大型契約とともにLAエンゼルスにトレード。

しかし、2010年が最後の花となり、2011年は131試合で.218 25本塁打と不振。結果的にこのトレードでウェルズを引き取ったエンゼルスのGMはあっさり解雇された。

2012年には77試合出場にとどまると、その年でカットされ、NYヤンキースに移籍。1年を過ごし、それが最後のメジャーでの姿となった。エンゼルスでのWARは2年間で-0.1、ヤンキースでは1年間で-0.2。

2000年台中盤は紛れもなくチームの顔だっただけに、死刑囚契約として記憶に残っているのが残念だ。

 

 

Cesar Izturis

  • 2000年3位 (MLB全体で67位)
  • 2001年3位 (MLB全体でランクインせず)

ドラフト指名外FAとしてブルージェイズと契約

通算 (13年): 1310試合 4350打数1103安打 .254 17本塁打 312打点 110盗塁 出塁率.293 長打率.322 OPS.614 WAR6.4

うちトロント (1年): 46試合 134打数36安打 .269 2本塁打 9打点 8盗塁 出塁率.279 長打率.388 OPS .667 WAR0.4

 

ドラフト指名外でブルージェイズと契約し、2001年にメジャーデビュー。守備力は、元々高く評価されていた中で、打撃でも.262と結果を残したことで、ドジャースがトレードで半ば引き抜きに来た。打率.262ながら出塁率は.272と、全盛期ラミレスばりのフリースインガーながら、WARが0.4もあるのが、守備でどれだけ貢献したかの裏返しとも言える。

その後2013年まで、好守に好打のショートとして、メジャーリーグでプレイする。その2013年には、異母弟となるマイサー・イズトゥリスがブルージェイズに加入した。偶然もあるものだ。

 

 

Joe Lawrence

  • 2001年4位 (MLB全体で99位)

1996年ドラフト1巡目指名 (全体16位)

通算 (1年; ブルージェイズ): 55試合 150打数27安打 .180 2本塁打 15打点 2盗塁 出塁率.262 長打率.247 OPS.508 WAR-1.1

 

俊足?巧打?の二塁手。マイナーの数字だと、何が強みなのか正直見えづらい。マイナーではキャッチャーや、一塁、三塁も経験。

2002年にメジャーデビューを果たすも、174打席で打率.180 2HRと苦戦。守備も、49試合で7エラーと苦しみ、オフにはFAに。そのままメジャーの舞台を踏むことはなかった。

 

 

Josh Phelps

  • 2002年1位 (MLB全体で36位)

1996年ドラフト10巡目指名

通算 (8年): 465試合 1394打数380安打 .273 64本塁打 244打点 2盗塁 出塁率.343 長打率.472 OPS.815 WAR3.2

うちトロント (5年): 281試合 969打数258安打 .276 47本塁打 176打点 2盗塁 出塁率.337 長打率.473 OPS .810 WAR2.3

 

強打の一塁手。2000年にメジャーデビューするも、その年は1試合のみ、翌年も8試合のみの出場にとどまる中、2001年はマイナーで.292 31本 97打点と打ちまくり、2002年にはトップ・プロスペクトとして期待を集めることに。

その2002年には74試合で打率.309 20本のツーベースと15本のホームランを放つ。すると、翌年には119試合で20ホーマー。完全にメジャーに定着したかと思われたが、2004年の途中にエリック・クロージャーとトレード。クロージャーはその2004年に数試合出場したのみで、メジャーの舞台から姿を消した。

一方フェルプスは、2006年にはメジャー出場がなかったものの、2007年に再度メジャーに登場し2チーム合計で94試合に出場。2008年に19試合出場したのが最後となった。

通算での打率は対右は.259, 対左は.297。出塁率は対右.331, 対左.364。長打率は対右.459, 対左.495。OPSにすると対右.790に対して対左.859と、どちらかというと左キラーだった。マネーボールもまだ普及していない (ウェルズ・イズトゥリスの出塁率が3割序盤というので察していただきたい) 中で、比較的慎重に打席に立つタイプだったのがうかがえる。

 

 

Gabe Gross

  • 2002年2位 (MLB全体で75位)
  • 2004年4位 (MLB全体で72位)

強打の外野手…の、イメージがあったが、ブルージェイズでは2004年にデビューするも44試合で.209 3本塁打と振るわず。翌年も、40試合で.250 1HRとパッとしないまま、ミルウォーキー・ブルワーズにトレードされてしまった。

その時やってきたのが、その後2000年代のファーストを守り続ける、ライル・オーバーベイだったので、なんとも言えないが…

 

 

Jayson Werth

  • 2002年3位 (MLB全体で70位)
  • 2003年2位 (MLB全体で94位)

2000年にオリオールズからドラフト指名を受け、2002年にトレードでブルージェイズにやってきた、こちらも強打の外野手。その時のトレード相手が、何を隠そう元広島のジョン・ベイルだった。

ブルージェイズでは2年間でわずか41試合出場に終わり、後に守護神にもなるジェイソン・フレイザーとのトレードで移籍。

その後はフィリーズで頭角を現し、毎年3割近い打率と、20〜30本打てる長打力を武器にしていたが、ワシントン・ナショナルズと7年126Mという、バーノン・ウェルズ級の大型契約を結び、「過大評価」などと叩かれた印象が強い。

昨年はマリナーズとマイナー契約を結び、その後引退していた。

 

 

Dustin McGowan

  • 2002年4位 (MLB全体で98位)
  • 2003年1位 (MLB全体で36位)
  • 2004年2位 (MLB全体で18位)
  • 2006年1位 (MLB全体で48位)

2005年にデビューし、将来のエース候補とも言われた (らしい) 選手。

2005年は先発7試合含む13登板で防御率6.35、翌年は3試合先発含む16試合で防御率7.24と、先発・救援を行ったり来たりしながら苦しんだが、2007年には12勝10敗、防御率4.08でローテーション定着。翌年もローテーションの3〜4番手くらいでソツなく投げていたのだが…肩を壊してしまう。

リハビリに思ったよりも時間がかかり、復帰したのは2011年。しかもそこからまた故障してしまい、2012年を棒に振った。

2013年に復帰すると、そこからは救援登板がメインになる。2014年は53試合で防御率4.17と、無難な活躍をしたものの、翌年の高額なオプションがネックとなりFAに。

フィリーズやマーリンズから、色々な球団を転々としながら、今なおメジャーで投げる機会をうかがっている。

 

 

Orlando Hudson

  • 2002年5位 (MLB全体で81位)

ドジャースあたりで一時代を築いた二塁の名手…というイメージだが、実はブルージェイズでメジャーデビュー。

2002年にデビュー後、2003年にはやくもレギュラーをつかみ、2004年・2005年は連続で.270 10HRをクリア。二塁守備も、リーグ上位の数値を残していたものの、若手のアーロン・ヒルに道を譲るように、投手のミゲル・バティスタとともに、ダイアモンドバックスにトレードされる。

この時の相手のひとりトライ・グラウスで、スコット・ローレンと後にトレードされるのだが、そのローレンのトレード相手が、"Edwing"ことエドウィン・エンカーナシオン…世の中わからないものである。

 

 

Alex Rios

  • 2004年1位 (MLB全体で6位)

通算成績: 

うちブルージェイズでは: 

マイナー通算成績: 

俊足に巧打、パンチ力など、高い能力を持った外野手。センター・ウェルズ、ライト・リオスの外野は、守備的には安心して見ていられるものがあった。

しかし、ウェルズ同様、リオスもまた大型契約が仇となり、2009年夏、まさかのウェーバー経由で無償放出。その後釜としてライトのレギュラーに定着したのが、何を隠そう、あのホセ・バティスタだったのだが…

 

 

Guillermo Quiroz

  • 2004年3位 (MLB全体で35位)
  • 2005年3位 (MLB全体で79位)

キャッチャー。2004年にデビューするも、その年は17試合で.212。翌年も12試合で.194と、全く振るわず。当時扇の要だったグレッグ・ゾーンからレギュラーを奪うに至らず、あっさりとウェーバーで移籍した。その後もしばらくはメジャーとマイナーを行ったり来たりしていたが、通算WARがマイナスなのが悲しい。

 

 

Francisco Rosario

  • 2004年5位 (MLB全体で87位)

2006年にちょっと投げたのみ。

 

Aaron Hill

  • 2004年6位 (MLB全体で96位)
  • 2005年2位 (MLB全体で64位)

通算成績: 

うちブルージェイズでは: 

マイナー通算成績: 

強打の二塁手。2008年に、当時ショートを守っていたデービッド・エクスタインと交錯し、シーズンアウトとなる大怪我を負ったものの、2009年に30本塁打を達成し復活。

しかし、その後は、2009年の幻影を追い求めるようなバッティングが続き、2010年には20本塁打を打つも打率は2割台前半。その後も2009年の数字は戻らず、アリゾナ・ダイアモンドバックスにトレードされた。その後、ブルージェイズはレギュラーのセカンドに苦しむのだが…

 

 

 

Brandon League

2005年1位 (MLB全体で69位)

通算成績: 

うちブルージェイズでは: 

マイナー通算成績: 

日系の血が流れているリリーバー。2006年に33試合登板で防御率2.53とブレイク。2007年は数字を落としたものの、2008年には31試合で防御率2.18と復活。

2009年は防御率4.58と苦しんだが、67試合登板。その2009年のオフに、ブランドン・モローとのトレードでシアトルに移籍した。移籍後はマリナーズとドジャースに2年半ずつ。5年間で330試合登板をこなし、2011年にはシアトルでオールスターに選出されるなど、一定の活躍を見せた。

 

 

Ricky Romero

  • 2006年2位 (MLB全体で87位)

通算成績 (すべてブルージェイズ): 

マイナー通算成績: 

ドラフトではトライ・トゥロウィツキーが残っている状態で指名を受け、賛否両論の指名となったサウスポー。

マイナーリーグでは、怪我に苦しみながらもなんとか昇格していき、2009年にメジャーデビュー。その最初の相手が、同じくルーキーのリック・ポーセロで、デビュー戦となる元ドラ1ルーキー同士が投げ合うのは史上初だった。

その2009年は年間通してローテーションを守り、178イニングを投げ、防御率4.30で13勝という数字を残すと、2010年には210イニングで防御率3.73 (14勝)、2011年には225イニングで防御率2.92 (15勝) と、順調に数字を伸ばしていく。3年間で実に613イニングを投げ、42勝を稼ぎ、ハラデイ無きブルージェイズのエースとなった。

しかし、2012年に転機が訪れる。9勝を挙げたものの、リーグワーストの105四球もあり、防御率5.77、14敗と苦しみ、200イニングも割り込んでしまう。

制球力を失ったロメロはそのまま復活することなく、2013年は4試合登板のみ、そのうち先発は僅か2試合で、防御率はなんと11.05に終わる。これがメジャーでの最後の勇姿となってしまった。

ハラデイのあとのエース、少なくともそう期待された男としては、悲しすぎる幕切れになってしまった。

2010年・11年、ハラデイもおらず、順位も振るわない、かと言って再建に振り切るほどでもない、なんともいえない2年間を支えたのは、打では大ブレイクしたホセ・バティスタ、そして投ではこのロメロだったことは間違いない。

 

 

Adam Lind

  • 2007年1位 (MLB全体で39位)

通算成績: 

うちブルージェイズでは: 

マイナー通算成績: 

左投左打、強打の外野手兼一塁手。

2007年に11本塁打、2008年に9本塁打と、マイナーとメジャーを往復しながらも、長打力の片鱗は見せつけていたが、2009年に.305 35本 114打点でブレイク

結局左投手は克服できず、ブルージェイズ黄金期とも言える15年〜16年を前に、ブルワーズへとトレードされた。そのお相手が、ポストシーズン含めてエース級の大活躍をしたマルコ・エストラーダだったので、トレードそのものについてはなんも反論はいえないが…

 

 

Travis Snider

  • 2007年2位 (MLB全体で53位)
  • 2008年1位 (MLB全体で11位)
  • 2009年1位 (MLB全体で6位)

通算成績: 

うちブルージェイズでは: 

マイナー通算成績: 

リンド同様強打の左投左打の外野手。ちょうど中の人がメジャーリーグを見はじめたときのトップ・プロスペクトで、かなり期待をしていたのを覚えているのだが…それ以上は言わないでおこう。

 

 

J.P. Arencibia

  • 2009年2位 (MLB全体で43位)

通算成績: 

うちブルージェイズでは: 

マイナー通算成績: 

強打の捕手として、スナイダーともどもトップ・プロスペクトに。パンチ力のある打撃は、確かに魅力だったが、確実性に課題を残したまま…

 

 

Brett Cecil

  • 2009年3位 (MLB全体で72位)

通算成績: 

うちブルージェイズでは: 

マイナー通算成績: 

サウスポー投手として、ブルージェイズの将来を担うことが期待されていた選手。変則左腕のブラッド・ミルズとほぼ同時期にデビュー。その後数年は先発ローテーション入りを期待されながらも苦しむ年が続いた。

しかし、中継ぎ専念とともに結果がついてきた。2013〜15年の3年間は毎年60試合登板。しかも防御率も、2.82→2.70→2.48と年々改善していった。

2016年は54試合で防御率3.93と、例年の水準では少し苦しんだが、そのタイミングでFAとなり移籍。正直、リリーフ投手の年俸がインフレし始めていた状況で、ブルージェイズとしては、2016年の数字で高額年俸を払うのはリスキー…というのは頷ける。

 

 

Kyle Drabek

  • 2011年1位 (MLB全体で29位)

通算成績: 

うちブルージェイズでは: 

マイナー通算成績: 

ロイ・ハラデイのトレード相手のひとり。将来のエース候補と期待されたが、いまひとつパッとせず。

 

 

Deck McGuire

  • 2011年2位 (MLB全体で95位)

元ドラ1。こちらもいまひとつ…

 

 

Travis d'Arnaud

  • 2011年4位 (MLB全体で36位)
  • 2012年1位 (MLB全体で17位)

通算成績: 

うちブルージェイズでは: 

マイナー通算成績: 

ハラデイのトレード相手その2。

アレンシビアがパッとしない中、期待されていたキャッチャー。高評価だったかゆえに、RA・ディッキーとのトレードの核として、ノア・シンダーガードとともに、ニューヨーク・メッツに移籍。トレードの結末は言うまでもなかろう。それは、ベテラン獲得に伴うリスクを体現したトレードだった。

 

 

Anthony Gose

  • 2012年2位 (MLB全体で39位)

通算成績: 

うちブルージェイズでは: 

マイナー通算成績: 

ロイ・ハラデイのトレードでやってきた3人の有望株のうち、マイケル・テイラーが、アーロン・ウォラスと即座にトレードされ、そのアーロン・ウォラスとのトレードでやってきた、強肩俊足の外野手。

非力な打撃が露呈し、あっさりデボン・トラビスとトレードされた。

最近は強肩を生かして投手転向に挑戦。

 

Jake Marisnick

  • 2012年3位 (MLB全体で67位)

 

 

Daniel Norris

  • 2012年4位 (MLB全体で91位)
  • 2015年1位 (MLB全体で18位)

通算成績: 

うちブルージェイズでは: 

マイナー通算成績: 

ブレット・シーセル以来?となるエース候補のサウスポー。2015年、22年ぶりのプレーオフがかかる状況で、大エース、デービッド・プライスとのトレードの核として、デトロイト・タイガースにトレード。

 

 

Aaron Sanchez

  • 2013年1位 (MLB全体で65位)
  • 2014年1位 (MLB全体で32位)
  • 2015年2位 (MLB全体で27位)

通算成績 (すべてブルージェイズ): 

マイナー通算成績: 

2014年終盤にデビューし、2015年には先発ローテーションとして開幕、上記のプライスのトレード以降は8回の男として22年ぶりの地区優勝に貢献。2016年は、最優秀防御率を獲得するなど、順調にエースの道を歩いている。

…と言いたいところなのだが、2017年以降はマメの問題にも苦しみ、1シーズン通してローテを守る、ということがなくなってしまった。ガラスのエース状態の彼が、次世代のチームで投げ続けるには、今年、ここからが勝負。

 

 

Marcus Stroman

  • 2013年3位 (MLB全体で98位)
  • 2014年2位 (MLB全体で55位)

通算成績 (すべてブルージェイズ): 

マイナー通算成績: 

小柄な体から、闘志を前面に押し出したピッチングを見せる選手。サンチェス同様2014年にデビューするとそのままローテーションに定着。2015年は、エースとしてローテーション入りが期待されたのだが…まさかのキャンプで左膝の前十字靱帯を断裂し、離脱。シーズン絶望ともされていたが、9月に驚異の回復力で復帰し、先発は僅か4試合ながら防御率1点台の好投で、22年ぶりのポストシーズン進出に貢献した。

2016年はア・リーグ7位の204.0イニングを投げたが、9勝10敗で防御率4.37と、デービッド・プライスの穴埋めとはいかず。2017年は、再建期に突入したチームの中でローテーションを1年守り抜き、2年連続で200イニングを投げ、13勝・防御率3.09と奮闘したものの、2018年は勤続疲労もあってか戦線離脱もあり、かつ4勝9敗、防御率5.54と苦戦。今年も、5勝9敗ながら、防御率3.04と奮闘中。

再建期にあるチームの中で、市場価値を取り戻したストローマン。さらなるプロスペクト獲得のために、トレードに出すのか、今後もブルージェイズとともに過ごすのか、大きな分かれ道に立たされている。

 

 

Jeff Hoffman

  • 2015年3位 (MLB全体で69位)

 

 

Dalton Pompey

  • 2015年4位 (MLB全体で30位)

俊足巧打の外野手、将来のセンターとして期待されて、2015年にはセンターで開幕スタメンを勝ち取ったが、打撃面で存在感を発揮できないまま、カナダのニンジャことケビン・ピラーにセンターのレギュラーを奪われてしまった。

その後は怪我もあり、苦しむ日々が続く。

 

 

Franklin Barreto

  • 2015年5位 (MLB全体で86位)

2015年開幕前にはブルージェイズ全体で5位という期待をされていたほどのプロスペクトだったが、ジョッシュ・ドナルドソンとのトレードで移籍

二遊間はその後手薄なポジションになったが、移籍した2015年に打ちまくり、地区優勝に貢献したMVP選手とのトレードだっただけに、仕方ない放出だったとしか言えない。

 

 

Anthony Alford

  • 2016年1位 (MLB全体で25位)
  • 2017年2位 (MLB全体で59位)
  • 2018年3位 (MLB全体で60位)

俊足巧打、こちらも身体能力が高い外野手。ポンペイがMLBで苦しむ間に台頭し、一気に将来のセンター候補として名を馳せた。しかし、メジャーに上がると、他の選手同様、打に苦しむ。まだ挽回のチャンスはいくらでもある。

 

 

Vladimir Guerrero Jr.

  • 2017年1位 (MLB全体で20位)
  • 2018年1位 (MLB全体で3位)
  • 2019年1位 (MLB全体で1位)

説明不要。文字通りブルージェイズの未来

 

 

Sean Reid-Foley

  • 2017年3位 (MLB全体で75位)

 

Rowdy Tellez

  • 2017年6位 (MLB全体で95位)

 

Bo Bichette

  • 2018年2位 (MLB全体で8位)
  • 2019年2位 (MLB全体で8位)

 

Nate Pearson

  • 2018年4位 (MLB全体で91位)
  • 2019年6位 (MLB全体で70位)

 

Danny Jansen

  • 2019年3位 (MLB全体で42位)

 

Eric Pardinho

  • 2019年4位 (MLB全体で84位)

 

Jordan Groshans

  • 2019年5位 (MLB全体で89位)

 

Kevin Smith

  • 2019年7位 (MLB全体で91位)

 

 

2019年8位以下には、Sean Reid-Foley, Cavan Biggio, Miguel Hiraldo, Anthony Alford…と続いていく。
MLBで活躍中のTrent ThorntonやBilly McKinney, David Paulinoは10位以下だし、Rowdy Tellezは29位だ。

 

f:id:tommy______m:20190624232450p:plain

f:id:tommy______m:20190624232525p:plain

f:id:tommy______m:20190624232613p:plain

 

 

f:id:tommy______m:20190624232744p:plain